子宝漢方相談・妊活サポートカウンセリング・健康漢方相談

平成堂薬局

お知らせ

”間質性膀胱炎”の傾向と対策

2022年05月25日

『”間質性膀胱炎”のご相談が増えています』最近、『間質性膀胱炎』でお悩みの方からのご相談依頼が増えています。  シンプルな膀胱炎は女性の25~35%に疾患歴があると言われかなりメジャーな疾患で発症して…ameblo.jp『”間質性膀胱炎”の『本治』を考える』前回↓『”間質性膀胱炎”のご相談が増えています』最近、『間質性膀胱炎』でお悩みの方からのご相談依頼が増えています。  シンプルな膀胱炎は女性の25~35%に疾…ameblo.jp

の続きです。

 TODAY'S
 今日のポイント

  間質性膀胱炎発症の傾向

間質性膀胱炎は圧倒的に女性が多く

その中でも40~70代に多いです。

つまり更年期頃からの発症が多いということで

これも間質性膀胱炎の性質を考える上で大きな要素です。

  更年期を漢方で考えると

『更年期障害』という言葉があるほど更年期時期に体調を崩す人は多いですね。

例えばのぼせ(ホットフラッシュ)、イライラ、不安、鬱、不眠、シェーグレン症候群(粘膜の渇き)、動悸、皮膚の乾燥、ダルさ、頭痛、肩こり、めまいetcが代表的な更年期症状です。

これらの症状はバラバラで繋がりが無いようですが

漢方で考えると『陰虚』が原因ということで共通しています。

陰虚については『結局のところ、陰って何なのさ?』(約3分で読めます。難解度★★★★) 『【舌と妊活】 リンク集』『舌診と妊活』 漢方において、カラダのことを知るために”舌”からの情報は欠かせません。  それ…ameblo.jp

にもまとめていますが、わかりにくい!って人は

『陰=潤い(素材)』、そして『陰虚=潤い(素材)不足』と考えてください。

  更年期は”卵子”という素材が無くなる時期

妊活や更年期でいうところの陰は”原始卵胞”という卵の素材です。

これがある内は「卵子を育てて!」という脳の命令に従い

卵子を育て、そして排卵して上手く回りますが

原始卵胞が無くなっても、脳が「卵子を育てて!」という命令を送り続けます。

この命令がFSHというホルモン

卵子が育っていなければ余計に「育てて!」という命令は強まり

つまりFSH濃度が高まってしまいます。

陰=潤い(素材)と書きましたが

陰の反対の”陽”は、この『命令』や『機能(働き)』です。

つまり陰(卵子の素材)が無くなることで

陽(命令・FSH)が強まってしまうというアンバランス状態を生んでしまいます。

FSHは脳から出る為、FSHの分泌過剰は脳の興奮状態も誘発しやすく

イライラ、不安、鬱、不眠などのような脳の過剰刺激による身体の不調が強まってしまいます。

また身体全体として陽>>>陰のバランスに傾くと

陽は身体を温める効果もあるため、過剰な熱がホットフラッシュやのぼせ症状を生んでしまいます。

熱過剰は更なる潤い不足(陰虚)を生み

実際の潤い不足症状であるシェーグレン症候群になったり

皮膚の乾燥、目・喉・爪・髪の乾燥を強めてしまいます。

目や咽喉の粘膜が乾燥するように

目に見えにくい内臓も潤い不足になることがあります。

この内臓の潤い不足が膀胱に影響すると

間質性膀胱炎になってしまうのです。

  膀胱粘膜の弱りがなぜ間質性膀胱炎になる?

間質性膀胱炎は通常の膀胱炎と比べると

炎症が強いわけではありません。

しかし、”過敏”な症状は多い。

強い炎症は無いが”過敏”な状態は一見矛盾に思えるかもしれませんが

例えば皮膚の皮一枚が剥げてしまった場合

お風呂でお湯に当たるだけで、または空気に触れるだけでもヒリヒリとした痛みを感じるでしょう。

これは火傷(やけど)や打撲、アトピー性皮膚のように強い炎症は生じていず

守るはずの膜が薄くなっただけで感覚過敏を起こしています。

間質性膀胱炎も同じで、

膀胱を守る膜が極度に薄くなっている場合に過敏症状を生んでしまいます。

しかし、皮が剥げてしまっても数日で新しい皮が作られますが

間質性膀胱炎の場合は物理的刺激で粘膜が剥がれた訳ではなく粘膜の弱りにより症状を引き起こしている為

自然治癒力で治ることは少ないです。

これが間質性膀胱炎が難治性であることに繋がります。

舌痛症シェーグレン症候群なども間質性膀胱炎と同じように

”体内の渇き”によるものですが、現代医学では同じように原因不明で難治性です。

現代医学では皮膚の乾燥にワセリンやヒルドイド、

または目の乾燥に対しての潤いの目薬などの外から補える潤いの処方はありますが

体の中が乾燥している、粘膜が弱まっているという考えはありません。

つまり目に見えるところの乾燥しか助けてあげないのです。

だからこそ陰虚から来る症状は

漢方相談の多い分野であり得意分野でもあります。

  間質性膀胱炎の本治、まとめ

間質性膀胱炎を治すには

膀胱への血行不良を改善し

膀胱陰虚(膀胱粘膜の潤い不足)に陰(潤い)を与えることです。

そんな漢方は薬効に『膀胱炎』や『小便症状』などの記載のないお薬を使うことが多いです。

間質性膀胱炎でのお悩みは誰にも共有し難く

不安・不眠など自律神経の負担へと発展しやすいため

お困りの方は是非ご相談ください。