妊活の知恵倉庫
肝→心と書きましたので
今日は肝自体に極度に負担がかかった状態について書きます。
つまり、肝鬱気滞という状態が肝火・肝風を生んだ状態についてです。
肝の病変の違い
まず、「肝鬱気滞」・「肝鬱化火」・「肝風内動」見慣れない四文字熟語ですが、今回の主役たちなので、気滞・火・風くらいの見分けをしておいてください。
理解する上でドラゴンボールの絵の表現がわかりやすかったので引用したいのですが、
やはり著作権等々の問題に引っかかりたくないので、画像検索結果をリンクしました。
どういうことか知りたい人はセリフをタップしてください。
肝鬱気滞は、フリーザが「まったく人をイライラさせるのがうまいやつらだ・・・」と言っているような状態。
肝鬱化火は、悟空が「クリリンのことかーーーーっ!!」っと叫んでいる状態(肝鬱化火どころか本当は肝火上炎)。
わかりますでしょうか。
自分なりの文字で説明しますと
まず肝鬱についてですが、字のごとく、肝の鬱です。
肝の特性は伸び伸び自由に働くことです。
それがストレスや気候変動でのホメオスタシス、ホルモン剤などで、肝の柔軟性が縛られてしまう状態が肝鬱です。
そのことで、身体を流れるべき”気”が滞るのが、肝鬱気滞。
またその状態が極度になると、イライラで顔が赤くなったり、のぼせを感じたり、頭に血が上ってしまいます。
気滞が強まりすぎて、気のエネルギーが溜まって熱化するのです。
これが肝鬱化火。
このレベルまででしたら、気を流して少し身体の熱を発散するだけで良いですが、これが続くと気の熱が水や血へ波及してしまいます。
つまり、血に熱を持って粘り気が強まり血行不良(瘀血)を産んだり、リンパの水が渇いて水毒(湿痰)を産んでしまいます。
この状態まで波及してしまうととてもややこしく、妊娠力を戻すのに時間がかかります。
ボヤ程度だったものが、完全に火事になってしまっている状態です。
こうなってしまうと、とその火を鎮めることも大変で、また燃えカスを解毒することもより大変になってきます。
肝鬱気滞→肝鬱化火→瘀血、湿痰という流れにより、赤ちゃんの育む場が汚れてしまったり、赤ちゃんへの栄養補給ルートが汚され、十分な栄養が届かなくなってしまったります。
そして肝風内動。
肝鬱気滞がより進行し気が滞り充満しているところと、まったく気が届かないことで、気のムラが極度になった時、身体の中に風を生じます。
身体の火(熱)はまだわかると思いますが、風はあまり意味が解らないと思います。
気のムラが風を生じるというのは、口でフーッと吹いて、自分で風を作ってみるとわかりやすいです。
無意識にフーッと吹いていると思いますが、これは口内の圧力と口外の圧力差で風が生じています。
大口を開けてロウソクの火を消す人はいないように、なるべく口を小さく開け、中と外の圧力差を強めることで、強い風を生じますよね。
つまり身体の中のムラが大きいほど、強い風を生じてしまいます。
この風が生殖器に影響するとどうでしょう。
ある時は大量の栄養を運んで容量オーバー、ある時は全く栄養が来なくて栄養不足。
これを繰り替えしてしまうため、生殖器が疲れてしまいます。
すると本来の妊娠力を発揮できなくなってしまうのです。
また、ムラが強いことは圧力差を生み、その部位を歪めてしまうこともあります。
子宮後屈などは生まれつきや内膜症、筋腫によることもありますが、この内風により生じることもあると考えられます。
それぞれの見分け方
肝鬱気滞は生理前に精神状態の不調が出たり、胸や腹の張りが出るのであれば生じているでしょう。
なので、そこから火と風を見分ける方法を書いていきます。
身体に出ているサイン、つまり不快症状からそれらを探っていきます。
ここで、先ほど上げたドラゴンボールの絵がわかりやすいんです。
イライラした時にのぼせっぽくなったり、顔が赤らんだりするのが化火しています。
イライラでなくても、緊張した時に頬が赤くなるのも一時的に肝鬱化火が起こっています。
それが強まると前回の心へ波及しますので、それは前回を参考に。
急激に激昂するタイプで、瞬間湯沸かし器タイプとも言われます。
生殖器へ熱毒や血の巡りの悪さによって栄養不良になってしまいます。
加味逍遙散や大柴胡湯、竜胆瀉肝湯などを使用し、肝火を治めていきます。
内風を生じている時は、ベジータの”わなわな”です。
怒りが熱化するのでなく、震えに波及します。
身体がわなわなする人は多くないと思いますが、むずむず脚症候群になったり、目元がピクつく人は結構います。
身体の震え”わなわな”は深呼吸などリラックスできると緩むと思いますが、目元の痙攣は力を抜くように意識しても治まらないこともあります。
子宮は子宮筋、つまり筋でできています。
目には見えませんが、内風がある方は、子宮筋も同様に痙攣など起こし、赤ちゃんにとって良い場でない可能性があります。
震えがもっと強まると硬直化してしまいます。
内風が生む生殖器への影響をまとめると、栄養循環のムラを産んだり、筋でできている子宮筋が極度に緊張し、赤ちゃんのベッドがカチカチになってしまいます。
また、内風になりやすいタイプはイライラした時は赤くなるのでなく、青スジ立つようなタイプです。
ムラが強いことから、不安や怒りの振れ幅が大きいです。
妊娠と少し離れますが、子供に良く見られるてんかんは震えや硬直ですが、まさに内風です。
パーキンソン病も震えや硬直が主な症状で、同様に内風が原因と考えられます。
お薬としては釣藤鈎の入ったものを主体に抑肝散、釣藤散、七物降下湯、かきかずらなどを使用していきます。
肝鬱症状は極度に大きいストレスを受けると誰しもが起こりうるものですが、ストレスやホルモンの感受性は人それぞれですので、
他の人には影響の出ない程度の刺激でも肝鬱気滞~化火~内風状態になってしまう体質の人はいます。
生まれつきの体質であることもありますが、昨今増えてきていることから、後天的、つまり産まれてきてからの生活によって
そのようなストレスに過敏な性格になってしまっていると感じています。
特に妊活中の人は妊活に対してのストレス、また妊活と仕事に対しての悩みなど、常に負荷がかかっている状態で、
どんどんマイナスに考えてしまいがちです。
つまり普通の人より肝の柔軟性を縛られている環境にあることが多いのですが、その問題は漢方で内側から臓腑を整えるだけでなく
心のより処が出来ることが何よりも妊娠力UPへ繋がっていきます。
今日の内容で、自分もそうかもしれない、と思った方は、是非妊活サポートカウンセリングを。
今日も長い文章をお読みいただきありがとうございました。
ここまでお読みいただいているあなたは、妊活に疲れ、自分の声を聴いて欲しく、また道を示してほしいのではないでしょうか。
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このいつも書いているような文章も、あなたの幸せになるよう願いを込めて、毎日書き直しています。
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昨日はPMSにより胃腸へ波及している状態(肝→胃(脾))の把握とその漢方薬について書きましたので
今日はPMSから心へ波及する状態(肝→心)の把握とその漢方薬について書いていきます。
”心”が疲れた時の症状とは?
”心”が疲れた時の症状は果たして何でしょう?
精神的なもの、もしくは動悸などの直接的な心臓の異変を答える人が多いと思います。
もちろん間違いではないですが、精神的な症状は自律神経との関りが深い”肝”の病変でも起こり、それだけでは”肝”なのか”心”なのかがわかりにくいです。
肝の病変はイライラなどの攻撃系、心の病変は不安などのネガティブ系と考える人もいますが、実は心でも肝でもどちらの状態にもなり得ます。
まず心へ波及しているかどうかを見極めないとそれに合った薬も探せないので、まずは見分け方を考えていきましょう。
見分け方その①:精神異常状態の持続時間の長さ
長い短いという指標は大体1日以上その感情が続くのが常であると”心”、一日の中で、大体数時間以内に治まるなら”肝”と考えていいでしょう。
また、”肝”で大事なのは、思い出すことで感情が復活することもあると思いますが、それは持続でなく、波なので”肝”です。
PMSという時点で、期間限定型なので、肝が主体なのですが、その負担が強いと心へ波及して長引いてしまうのです。
見分け方その②:付随症状
精神症状と共に不眠・多夢・動悸・胸苦しさ・息切れ・物忘れがひどくなる・手の平の発汗・舌先の痛みや舌炎などの症状が出る場合は”心”が関係しています。
一応”肝”での付随症状では、のどの閉塞感、胸の張り、肩の張り、頭の張り、脇腹の張り、爪の病変、目の症状全般などが見られます。
ですが、”肝”の付随症状は、”心”に影響しようがしまいが出ることはあるため、基本的には”心”の付随症状が出ているかどうかを中心に考えます。
その中でも特にPMSで心へ影響が出ている上で多い症状は睡眠障害系(不眠・多夢etc)と胸の動悸や痛みなどです。
つまり、生理前に顕著に睡眠障害が出ていたら心へ波及している可能性が高いです。
”肝→心”時の妊娠力への影響
皆さんはご存知と思いますが、心の役割は血を押し出して各部分に栄養・酸素・体温・エネルギーを運ぶことです。
もちろん生殖器もそれらが運ばれて初めて活発に活動します。
つまり心に問題が出来てしまうと、それらの栄養が胎児に巡りにくい環境が出来てしまうということです。
またそれらが運ばれないだけでなく、睡眠状態が悪いことで疲労(老廃物)を蓄積し、脳への酸化ストレスが溜まることでホルモンの出も悪くなります。
胎児を育む環境に良い物が送られずに、汚れが送られてしまうということです。
その状態を改善するために、”肝→心”の状態を以下の漢方とカウンセリングにより緩和していくのです。
心に影響が出た時の漢方薬
昨日までに出ている肝のお薬はその時に応じて使いうることはもちろんなので省きます。
肝の影響が脾を傷め、脾が心血を作れない状況(不眠、不安、イライラ、食欲減退、元気がないなどの症状)に対しては加味帰脾湯。
イライラが強く肝気が逆上し、頭(心)に影響している状態(全身が重くて横転がりすることも出来ない・不眠・のぼせ・動悸などの症状)に対しては柴胡加竜骨牡蛎湯。
ホルモンやストレスの影響で心腎の陰が渇きいている状態(不眠・寝汗・動悸・口の渇き・胸騒ぎ・耳鳴り・めまいなどの症状)に対して黄連阿膠湯や天王補心丹。
心熱(顔の赤みやのぼせや手の汗症状)が強いなら、疎肝の薬に足して黄連や三黄瀉心湯で熱を瀉し(捨て)ます。
肝熱・心熱共に強い場合は竜胆瀉肝湯+黄連などです。
不安などを強く長く持ちすぎることで臓躁という、臓の渇きを産んでしまった状態(ヒステリー・パニック・不眠・あくびが多いなどの症状)には甘麥大棗湯。
肝の陰血が傷んで虚火が心を煽った状態(不眠・中途覚醒・多夢・眠りが浅い・寝汗などの症状)には酸棗仁湯+疎肝薬。
抑肝散など、他にも不眠にも使用しますが、肝の範疇と考えます。
大まかにはこれらの分類となります。
わかりやすく砕いていくとダラダラ長くなるので、専門用語なども使いながらシンプルにまとめました。
いずれはそれぞれの解説もしていきますが、今は「ふーん」くらいで難しいところは飛ばして良いです。
おまけ:心と腸の関係
最近、ヤク〇トの広告などでも見られたりしますが、「腸内環境を整えることが鬱に効果がある」といった情報が普及しています。
医学的にも、”幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンなどの産生の9割が腸内でできているなどから、その情報は確かなものになりつつあります。
ここで昨日も載せた↓図を見てみましょう。
心の横に小腸と書いていますね。
これは心と小腸は五臓六腑の中で表裏の関係にあることを表しており、その意味はわからなくても良いですが、
物理的には全然離れた場所にありますが関わりが深い臓器と考えられています。
漢方の中では小腸熱が心での熱の根源となり、それが血流にのって温かさを運ぶことや、
飲食物→水穀の精微→営血の素材となる流れは小腸での吸収→腸肝循環→心で血液となることからも
心と小腸の関係の深さは常識中の常識ですが、世間一般では受け入れがたいことだと思います。
そういうことが科学的に実証されていくのは嬉しいねという、多分共感できないであろうつぶやきで今日は終わります。
いつもわかりやすく砕いて書いていますが、こういうように思っているよりも深く考え相談に臨んでいるんです。
また、これらは文字遊びなので単純に書けますが、人の場合は書いていることが複雑に絡み合っているため、本質が見えにくいのなんの。
あなたに合うパズルを見つけるのはなかなかに大変だというのも少し知って欲しくて熱が入ってしまいました。
なんか書いているうちにスイッチが入ってしまいましたので、後半はお読みいただいている方を置いてけぼりにする内容だったかもしれません。
反省はしていますが、たまにはこういうことも書いて、自分を引き締める必要もあると思いますので、よろしくお願いします。
明日は”肝”が熱化したり風を産んだりする”肝マジック”について書きます。
今日も長い文章をお読みいただきありがとうございました。
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昨日の続きで肝の問題が胃や腸へ影響していく症状と対策を書いていきます。
生理前に甘い物が欲しくなるのは『肝→胃(脾)』
生理前で特に多い『生理前に甘いものが欲しくなる』症状。
イライラした時にストレス発散としてお菓子を食べることも同じです。
また、生理前になると口周りの吹き出物が増えるのも、肝→胃への負担を表しています。
肝→胃(脾)は相克の関係
何となく見たことありますか?
見たことなくても何なのかわからなくても良いのですが、五臓六腑(上の図は三焦がないので5腑)の関係を表す図です。
簡単に説明すると、赤い矢印は矢印の先を助ける関係にあります。
例えば腎は肝を助ける(東洋医学では「腎は肝の母」など矢印元を母、矢印先を子と表現します)関係にあります。
また青で点線矢印は矢印の先を抑制する関係にあります。
例えば何度か例に挙げている「肝が過剰になっている場合は深呼吸をしろ」と言っていますが、
これは肺を強めることで、肺→肝によって肝の過剰を緩和していく考えからきています。
それでは先ほどの図での、肝と胃(脾)の位置づけを見ていきましょう。
肝→胃(脾)の関係にあるため、PMSで肝に負担がかかると脾胃に影響しやすい関係にあります。
肝が優位になり脾を攻撃してしまうと、脾を立て直すため脾の味である”甘味”を欲します。
まだこの状態は脾は肝に対して抵抗する力があるので食欲を出て頑張りますが、
その状態が強すぎると、本当に脾が傷んでしまって逆に食欲が落ちてしまうこともあります。
また肝の過剰が熱を生み、胃へ波及すると、胃の熱は過剰に胃を働かせるため、
食べても食べても満腹感がなく、食欲が過剰になり、体重が増えたり、またその熱が腸にまで行くと便秘になってしまいます。
このように、肝→胃(脾)だけでも、こんなに症状の出方が違ってくるのです。
これが、何度も書いているその人の持っている体質です。
木の枝の生え方が一つ一つ違うように、たとえ兄弟など見た目が似ていても身体の中は違うのです。
基本的には生まれながらの体質が元ですが、生活習慣によっても枝は影響して成長するため、妊娠力を上げるために
身体の枝のでき方によって、同じ程度のストレスがあっても食欲が減る人もいれば増える人もいれば便秘になる人もいれば下痢になる人もいれば胃痛に出る人もいれば口周りにニキビができる人もいれば何も症状が出ない人もいるのです。
また、ニキビだけで見ても、口周りにできやすい人は胃の熱とホルモンに関係のある人、フェイスラインにできやすい人は腎(冷え)とホルモンに関係がある人、おでこにできやすい人は胃熱の程度が強い人、鼻周囲に出来る人は大腸の汚れ、頬はストレスはあまり関係なくホルモンの影響によるもの、コメカミは肝胆三焦の湿痰と熱によるものなど考えられます。
一つの症状を突き詰めるだけでも身体の状態を探ることはできますが、それが妊活において関わりがあるのかというと別問題です。
妊娠力が落ちている原因である枝とニキビの枝は違う枝かもしれないということです。
肝→胃(脾)の漢方薬
肝の問題が強いだけなら昨日も上げた四逆散、逍遥散などの肝主体のお薬だけでも胃症状が落ち着くこともあります。
ですが、熱に波及している場合は逍遥散に牡丹皮・山梔子という涼血活血作用を足した加味逍遙散が良いでしょう。
より肝への負担が強く、腸胃へのへつの負担が強ければ大柴胡湯、腸への熱が強くなければ大柴胡湯去大黄となります。
胃腸が弱く、食欲が落ちるタイプなどは香蘇散を考えます。
また状況に合わせそれらをベースに補中益気湯や四君子湯で脾気を助けたり、水毒が絡む場合は六君子湯や五苓散、より強く三焦や胆に痰熱を産んでいるなら温胆湯など、肝の程度によっては枳実や芍薬を調節したり、腸の燥屎の状態に合わせ大黄を調節したりして身体に合わせていきます。
また、まだ書いていないですが、PMSには血の問題である瘀血が絡むことが多いので、駆瘀血剤を併用することも多いです。
状況は千差万別なので、バチっとコレが良いですよ!っていうのは難しいんです。
病院ではPMSに加味逍遙散を出すことが一般的ですが、それで良くなる人もいると思いますが、より自分の身体に合わせると良いでしょう。
明日は生理前に不安が強くなったり、パニックになりやすくなったり、眠れなくなったり、動悸が出たりする症状、
つまり肝→心への波及について書きます。
今日も長い文章をお読みいただきありがとうございました。
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漢方相談・妊活応援 平成堂薬局 櫻井 大輔
昨日の続きで、それぞれのPMS症状に対し、どういう体質でどうすべきなのかを考えていきます。
PMSには症状が200種類以上ある
PMSの原因は基本は肝(衝脈)
PMSの基本はやはり各ホルモンの増減による影響です。
ということはいつも書いていますが、ホルモンのバランスや自律神経を調節する働きを担っているのが”肝”です。
つまりホルモンの働きが複雑になる月経前に自律神経も複雑になり、様々な症状へ変化するのです。
上で挙げた数々の症状の基本は肝にありますが、肝だけで出ている症状と、肝から他の臓腑に波及してしまっている症状があります。
臨床例でいうと、生理前に便の出が悪くなったり、生理前に無性に甘い物が欲しくなることはありませんか?
この仕組みは、肝の自律神経の働きが過剰になると、身体に緊張を生み、気・血・水など流れるべきものの流れが悪くなります。
精神的な不調や胸の張りなどはこのレベルです。
それが極度になると、気の流れが鬱滞したことで、そこに熱を生みます。
例えるなら、ストーブで部屋全体を温めているのに、その前に服などが山になっていたらそこに熱が溜まってしまいますね。
そのままにすると服が焦げて臭いを放ったり、歪んでしまったり、熱により服や部屋が傷んでしまいます。
身体の場合、腸の熱は便の潤いを奪うことで便秘になったり、胃の熱は甘いものを欲したりします。
胃腸以外にも、その熱がどこに行くかによって、肌荒れ、のぼせ、発熱、鼻血、口内炎、頭痛など、が様々に症状が分岐するのです。
昨日の木の話でいうところの肝の問題が枝の根本であり、それぞれの症状が葉っぱです。
人によってはどのように枝の生え方などが違ってくるため、症状の出方や種類が人それぞれなのです。
またストーブの例を思い出してください。
部屋全体を温めたいのに一部が過剰に温まってしまったということは、冷えたままのところもあるということです。
これにより、熱症状と冷え症状が一緒に出るという身体の中での矛盾が生じてしまいます。
身体の気・血・水は巡ってなんぼです。
ムラが出来てしまってはいけないのです。
「むくみが出るなら水の流れが悪い」「貧血なら血の巡りが悪い」などは元々わかっていたと思いますが
リンパマッサージや鉄分を摂っただけで一時的な緩和はあっても症状が繰り返す裏には、
より深い根元の問題、PMSでいうところの肝があったというわけです。
肝だけが問題の症状とそれに合った漢方
・情緒不安定
・胸張り
・下腹部の張り
・肩こり(厳密には凝りでなく張り)
あたりが他の五臓に関係なく、また寒熱の問題にも波及せずに肝のみの問題で起こっています。
ですが、もちろん情緒不安定などでは、程度が強いと心まで波及しますし、イライラにまでなると熱化しています。
胸の張りは経絡的に胃も絡むため、他の胃の症状とも絡みうることや、肩こりも凝りではない張りのみと限定されますがこれらであると
気滞を取る”四逆散(太過)””逍遥散(不及)””小柴胡湯”などが肝、つまり身体を緩ませることで妊娠力が上がります。
「胸張り」「腹部の張り」「肩張り」で分かったかもしれませんが、基本的に肝の問題が張りを産んでいる、つまり緊張症状を産んでいるという共通点があります。
なので、身体の固い人は交感神経が高ぶってしまいやすいんだと認識し、いつものことですが、簡単なストレッチや深呼吸を日常に取り入れてみましょう。
またより本格的にはヨガや腹式呼吸などが、漢方での”肺克肝”といい、肺の機能が肝を抑制する働きにより、肝を整えますので、参考としてください。
また、せっかく前のシリーズで基礎体温を勉強しましたので、そこに繋げると
でいうところの②波状タイプの方がPMS症状は激しく出やすいです。
波状も緊張状態が強い状態を示していることと繋がっていくんです。
自然と東洋医学的な身体の見方が出来るようになって自分の妊娠力を感じられるようになっていけばと思います・・・
正直、妊活中の人は妊活によるストレスが強くかかる為、このPMSなどが強く出る人が多くなっています。
もちろん、妊活応援ではPMSを治すことが目標ではなく、PMS症状は妊娠力を上げるために自分がどういった身体なのかを知るためのサインなので、PMSが全てなくならないと妊娠しないわけではないです。
ですが、相談時に強く感じるのは、各症状の中でも精神的な不調が妊活者への負担を強く生んでいます。
精神的な不調は漢方だけでなく、カウンセリングによる改善の方がめざましい効果が見られていますので、心の癒しが欲しい、毎回の生理前症状がツラい方はご一報ください。
明日は『肝と胃腸』や『肝と心』に波及した時の漢方について書いていきます。
今日も長い文章をお読みいただきありがとうございました。
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漢方相談にのっていて9割以上の方に見られるPMS(月経前症候群)。
あることが当たり前のようになってしまっていますが、もちろん症状が出ないことが正常ですし、何より本人が一番ツラい症状です。
PMSがあるから妊娠できないわけではないですが、『妊娠力が下がっている』という身体からの”サイン”として受け取っていますか?
PMSでお困りの方はこれを機に自分の身体を見直してみましょう。
PMSって何?
ほとんどの人は生理前のイライラなどの不調やそれに伴う頭痛、肩こり、疲労感etcと認識しているでしょう。
間違いではないですが、PMSは”生理前だけに強まる不快な症状全て”を指します。
普段から頭痛持ちの方でも、生理前になると強まったり頻度が高まるなどもPMSです。
世間的にはイライラがあってのPMSという認識もありますが、イライラでなく不安が強い人もいれば、精神的な症状を感じない人もいます。
先ほど書いたように、9割ほどの女性で見られ、時に生活に大きな支障をきたすPMSですが、
現在、PMSに効くとされている西洋薬はありません。
多くの人が困っているのに、なぜそれを救うお薬が出来ないのでしょうか?
それは人によって症状が様々なため、それらを包括するお薬がないのです。
基本的な原因はホルモンバランスによるので、疑似的な閉経状態を作るピルにより、
ホルモンが悪さをしないようにすることで症状の緩和が見られることもありますが、
それは単に女性としての機能を止めてしまっているためで、妊娠力を上げることには全く繋がっていきません。
ではこの問題をどのように解決するのか?
世間でも良く用いられ始めているお薬、それが漢方薬です。
不定愁訴の原因は根元から治す
まさに漢方の得意分野です。
西洋医学は末端に出た葉っぱの異常に目を向け、その葉っぱを処置しますが、処置しても処置しても症状は繰り返します。
それは葉っぱよりもっと根元の枝に問題があると考えるのが東洋医学。
また無理にPMSと名付けて一括りにしてしまってもいけないと思います。
PMSというといかにも病名っぽいですし、少しカッコ良ささえ感じる印象ですが、”生理前の不調”で良いんです。
すると、どんな不調なの?となってきます。
人には個性があり、症状も様々で、全く同じ症状の人はいません。
例えば頭痛に関して例に挙げると、
・生理何日前に出るのか
・場所は頭の中でもどの辺りが中心か(前頭部・コメカミ・頭頂部など)
・痛みの質はどうなのか(脈動痛、刺すような痛み、締めつけるような痛み、重ダルイ痛みなど)
・どうすると悪化して、どうすると緩解するのか(冷やして楽になるor強まる、お風呂で楽になるor強まるなど)
問診する上で、頭痛についてだけでもこれ以上に突き詰めて聞いていきます。
PMSと括ってしまうと皆同じ頭痛が出ている印象になってしまいますが、皆さん抱えている頭痛の問題は人それぞれ違うのです。
例えば場所によって五臓の問題の部位と繋げて認識したり、痛みの質などから気・血・水などのレベルも考えていきます。
生理前になると片頭痛がひどくなるから呉茱萸湯。
このように漢方薬とは言え、使い方が西洋薬のように人を見ていなければ効果が出ないばかりか悪化することもあります。
漢方薬は飲めばいいわけではなく、あなたの体質に合っているから効果が出るのであって、
”なんでも漢方と名の付くものを飲めば健康に良い”という認識は間違いです。
命の母などもPMSに良く使われますね。
効果を感じる人も多く、色々考えて作られていると思いますが、逆に言うと万人向けに広く浅くしている内容であるため、効果は感じるけど全て解決にまで至らないこともあります。
やはり妊娠力を最大限に上げるためには、皆に良いものではなく、あなたに良いものを。
今日は東洋医学の宣伝のような形で終わってしまいましたが、明日は
具体的なPMSの症状とそこから見えてくる体質の問題、またそこにどうアプローチしていくのかを続けていきます。
お読みいただきありがとうございました。
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しかもその後悔は”命の誕生”に関わるもので、あなたの一生の後悔となってしまうかもしれません。
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自分から一歩踏み出して変わる時は”今”ではないでしょうか。
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このいつも書いているような文章も、あなたの幸せになるよう願いを込めて、毎日書き直しています。
この思いが届きますように。
またその思いが一つでも多くの命の誕生へのキッカケとなりますように・・・
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漢方相談・妊活応援 平成堂薬局 櫻井 大輔