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2019-04-09 14:10:00

”気”に続き、”血”。

 

血は気血水の中でイメージ湧きやすいことと思う。

 

だが実際、感覚で「血が体中を巡っている」など感じるだろうか?

 

ドクンドクン脈打っているのはわかるが、流れている感覚なんかを感じていたら身体は落ち着かないだろう。

 

なのに気と違って血は簡単に身体を巡っていることをイメージするのは容易い。

 

その理由はやはり現代で浸透している西洋医学で血のことを散々イメージ付けられているからだろう。

 

怪我をした時などに血を目にするからだろう。

 

それほど興味がないと、何かに例えたり現代医学的なものに置き換えていることは何の意味があるのか?と思うだろうが

 

例えば健康を意識した時に一つの原因で考えやすいのは”貧血”や”血行不良”ではないか。

 

「病は気から」というように、気持ちの問題でないかという表現はするが、病因を”気”の問題と思わないのは、気をイメージしにくいから。

 

いろんなことをイメージし、自分の身体を知ること、知ろうとすることが健康への第一歩なので、わからないことはわかりやすくイメージ化!

 

といいながら「気は電気シグナル!」などは理解しがたいのかもしれない。命令伝達機能の不順(実)か不能(虚)かという捉え方とも解釈できるが

 

常にそれらを意識することで皆が血をイメージできるように砕いて説明できるようにしていきたい。

 

 

 

というわけで血は皆がイメージしているような血で構わないのだが、捉え方が勘違いされがちなのが血虚

 

気が気虚気滞(実)であったように、(気逆もあるがそれはまた別の時に)血もがあり、血虚血瘀といい

 

”虚は不足””実は滞り”をイメージするといいが、血虚でイメージしやすいのはこれまた西洋医学的によく言う貧血。

 

西洋医学でも貧血にも色々なタイプがいるが、血虚は貧血も含むがそれ以外にももっと広い範囲で考える。

 

例えば貧血は、体中で約4~6㍑ある血の数十ミリ㍑採ったものだけで検査する。

 

その成分の濃度として薄ければ”貧血”ということである。

 

一方漢方としては濃度も大事だが、身体中を巡る血の総量も大事で、4~6㍑あるはずの血が極端に言えば4㍑以下しかない場合、

 

その濃さが正常であれば西洋医学上の貧血ではないが、全体でみると不足である。

 

また血虚、血瘀と2つに分けたが、そのやや境目として”血滞”というものもあると考えている。

 

これは”滞り”と書いているが、血のムラと考える。

 

得意(?)のイメージ化でいうと自動車の自然渋滞と考えるとわかりやすいのでは。

 

ディ〇ニーランドに向かう3車線の一方通行の道を想像してください。

 

そこのCMやイベントが上手くいかず、集客失敗だとそこに向かう道路はスカスカ。

 

時間とともにその場所は廃れていってしまう。場合によっては老朽化などで機能停止してしまう。これは血虚

 

集客には成功しているが、そこに向かう中で遅い車が多かったり、逆にあおり運転などが多いと自然渋滞してしまう。これが血滞

 

同じように集客には成功しているが、事故を起こしてしまい、完全にその部分に渋滞を引き起こしてしまっているのが瘀血である。

 

また瘀血と血瘀の違いは、血瘀は全体を示し、瘀血は生成してしまった一部を局所的に見た血の塊や滞り。

 

事故が起こりやすい地帯を血瘀体質、事故現場を瘀血という。

 

生理だと血の塊が出やすい人が血瘀体質、血の塊自体を瘀血という。

 

実際には血滞は滞りではあるが、血の塊を生成するほどでなく、自然渋滞により血が濃くなっているところと薄いところのムラができている

 

という状態であり、基本的には薄いことが問題なので、血虚の中に含んで考える人もいる。

 

血虚には血の栄養となる地黄剤や大棗、アミノ酸&タンパク質などのサプリメントを補給する。

 

地黄剤は一緒ではないが、現代医学では鉄剤とも考えられ、大棗はナツメであり、プルーン、枸杞子(クコの実)なども良い。

 

アミノ酸&タンパク質は食べ物だと動物性タンパクやサプリでいうとコンクレバンやアミノレバンなど。

 

 

 

また鉄剤を飲んでいる人はわかる人が多いと思うが、鉄剤を飲むと胃が重たくなる。

 

これは自分の消化吸収機能を上回る鉄剤が身体に入っているため、ただ飲んでも上手く使いきれていない可能性がある。

 

”気は電気シグナル”とも書いているが、気は全てのエネルギー源。消化機能を正常に働かせるために気が必要。

 

症状は血に原因があっても、気がしっかりしていないことで血が働かない場合は気を補うことで血も補っていく場合もある。

 

 

 

血滞に代表的なお薬は当帰剤。当帰は色んなお薬に含まれていることが多く、血虚のお薬として有名だが

 

基本的には血滞(血のムラ)をなくすことに使用する。

 

貧血や妊娠中、妊活で病院でも出るメジャーなお薬では当帰芍薬散というものや婦宝当帰膠、婦人宝は当帰一強の方剤である。

 

これだけでも身体の血のめぐりが改善することで冷えが取れホルモンバランスが安定し、妊娠する人も多い。

 

 

 

またすごく厄介なのは瘀血。血の塊に対しては活血剤(駆瘀血剤)を使用するが、

 

血の塊は経歴が長いことが多く、めちゃくちゃ頑固。

 

慢性病は最後にこの瘀血と結びつくのが当たり前だが、そうなってしまうとかなり完治は難しい。

 

だが生理での血の塊は早ければ飲み始め1か月目から、遅くても3か月での経血で色の明るさや塊の改善を感じるだろう。

 

今まで出してきてそこで変化を感じなかった人はいない。

 

妊活中の人はこの塊は気にしてほしい。

 

経血は妊娠しても良い時期の子宮内膜、つまり赤ちゃんにとってのベッド。

 

ここに経血に血の塊やクロズミや粘りがあるということは、赤ちゃんにとってベッドの寝心地がとても悪く

 

またホルモンとしても順応に働かない。

 

妊活中で血の塊がある人はその改善を考えよう。

 

またこれまた難しいことだが、血瘀体質の人でも妊娠中の駆瘀血剤の使用は基本的に推奨されないので、

 

そこも専門家の知識が必要。

 

 

 

血の問題に関してをまとめたが

 

案外生理という定期的に身体の中の血の状態がわかる出来事がある女性でさえ

 

あまりそれらから身体の血の状態のことを気にもせず、生理前になったらイライラし、痛みが強ければ鎮痛剤を飲み

 

身体への配慮はしない。

 

これを気に自分の経血状態から自分の身体を見つめなおしてはいかがでしょうか。

 

心はいつもあなたの隣にあります。

 

青森県青森市 完全予約制の漢方相談薬局 平成堂薬局 櫻井 大輔

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