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2019-04-11 14:13:00

より需要のありそうな症例・体験談もたくさん書いていきます。

 

 

人工授精を繰り返した結果陽性反応を得られず、クリニックの受診を止め、漢方治療を中心にすることで妊娠&出産に至った例です。

 

この人の場合は一度の流産もありましたが、現在は3人の子の母となって奮闘しています。

 

 

 

来局前は自然妊娠しないためにクリニックを受診し、半年のタイミング療法でも上手くいかないために、

 

30代半ばで人工授精にステップアップし、5回ほど繰り返した結果、一度も陽性反応が出ず、身も心も疲れ切った状態で来局されました。

 

それも、タイミングを合わせるためなどに排卵抑制剤や卵の質を上げる女性ホルモン(E2:エストロゲン)や

 

高温期を保つための黄体ホルモン(P4:プロゲステロン)などをマニュアル通りに服用や貼付などでコントロールしていたらしいですが

 

もともと35~40日と生理周期は長めではあったものの、ある程度定期的に来ていた生理のリズムが崩れ

 

排卵が上手くいっていなかったり、身体も疲労感が強まり、食欲も減退することなども重なり体力的に疲れ切り、

 

不妊治療の結果が全く出てこない、むしろどんどん悪くなっていたり周りが上手くいっていることから

 

精神的にも疲れ切っている状態でした。

 

基礎体温(BBT)も黄体ホルモンを補っていても高温期が安定しない状態。

 

 

 

体質としては、身体つきがかなり華奢(きゃしゃ)で顔色も白っぽく声もか弱い方で、

 

誰が見てもまさに”虚”とわかる状態でしたが脈をとるとこれまた微弱、

 

舌を見ると舌形も小さく苔がとても少なく表面がツルツルしているけども赤味もあまりない状態でした。

 

弁証としては気血両虚の状態で、昨日までの気血水の中の”気”と”血”が両方不足している状態と考えられます。

 

簡単に言うと子宮や卵巣の機能面(気↓)体温の低下(陽気↓)子宮の栄養不足(血↓)が不妊の原因と考えられます。

 

もともと虚弱で胃腸が弱く、常にしっくりこない重たさを感じ、また食べ過ぎると吐き気や下痢、

 

食べないと便がにくくなり、体力が減りやすいなどありました。

 

 

 

現代人は複雑な病態をしていることが多く、大体が虚であっても、身体の汚れとしての実が存在するものですが、

 

この人の場合は全くなく、とてもシンプルに漢方も効いてくれました。

 

まずは消化吸収力を上げて、そこから必要な身体のエネルギー(気)と栄養(血)を補うために

 

補中益気湯と婦人宝と考えましたが、その時は便の状態が柔らかく安定していなく

 

お腹もチャポチャポと振水音も聞こえてきたので、気を補うことを主体としつつ利水し、かつ脾胃の陰虚を改善する(胃腸の粘膜を強くする)

 

補中益気湯→参苓白朮散とし、血を補うものは当帰が主薬の婦人宝をお出しした。

服用していくと日常的なお腹の不調がなくなり、少しずつ体力が出てきたのを感じ始め、手足もポカポカと暖かくなったとのことでした。

 

生理が来た時には今まで生理中~後にズーンと重たい地味な痛みがあったが感じなくなり、血の色も明るく経血量が増えたとビックリしていました。

 

ホルモン剤で乱れた生理周期も安定し、また35日~40日だった周期も33日ほどに安定し(正常な範囲は25日~35日周期で安定、理想は28日周期)

 

基礎体温も2層性で高低温差も整い、ややギザギザの波状だったものも安定するなどあり、

 

その後も少しその時の状態に合わせ当帰芍薬散や補中益気湯、補腎薬などを合わせながら妊娠しやすい身体になっていくと

 

ついに!

 

初めての妊娠陽性反応!!

 

クリニックの受診を止め、漢方治療に変わってから4ヶ月目でした。

 

ですが・・・残念なことに7週目ほどで風邪をひいてしまい、、、咳が止まらない状態となり

 

こちらの漢方も出したいところでしたが、遠方でしたので風邪で来局できず(絶対安静)、

 

定期的な状態確認のために受診したクリニックで出してもらった咳止めなどもあまり効かず

 

風邪が長引くうちに、咳で筋肉に力が入るのが子宮に良くなかったからか・・・稽留(けいりゅう)流産となってしまいます。。

 

※稽留流産・・・子宮外に出ない状態で中に残ってしまっている状態。

 

 

 

ですが!そこで大事になってくるのも漢方の力!

 

流産や出産後は血の消耗はもちろん、今まで子供を育むために作り上げた子宮内膜のベッドを綺麗にお掃除する必要があります。

 

血の補給とお掃除を同時にするわけです。そこで重宝されるのが芎帰調血飲第一加減。

 

やっと初めての妊娠したものの流産してしまうのは想像を絶する苦しさだと思いますが、次を思うのであればしっかりと身体づくりをしなければ。

 

流産を確認した医師も、次の受診までに排血されていないならば掻爬(そうは)手術するとこのこでした。

 

※掻爬手術・・・子宮内に残っているものを手術にて綺麗に取り除くこと

 

ですが、芎帰調血飲第一加減の服用中にしっかりと排血でき、子宮内が綺麗になったことも確認。

 

この方の場合は流産したショックもありましたが、初めての陽性が得られたことを受け止め、また風邪をひくなど運が悪かったことも

 

冷静に考え、しっかりとついてきてくれたことで、また3ヶ月後に妊娠反応!

 

今回ばかりは同様に風邪をひかないように、養生法も徹底し、無事出産!あっという間でした。

 

7~8ヶ月頃は逆子などにもなっていましたが、鍼灸治療なども合わせることで改善し、普通分娩で元気な子が産まれました。

 

出産した後も1か月だけ、先ほどの芎帰調血飲第一加減。同じように次に備えることもできますし、

 

第2子など望んでいなくても、産後の精神状態やホルモン状態、子宮内のクリーニングに良いのでその後の生理時の不都合などが

 

この服用でかなり緩和されていきます。

 

 

 

そうする間に、生理再開し、二人目を希望され、同様の漢方で無事妊娠→出産。

 

三人目も同じように妊娠~出産されました。

 

また余談ですが、人工受精時には月3万ほどかかっていたようですが、漢方治療ではすべて自費ですが

 

月にはよりましたが1.5万~2.5万円/月で妊娠でき、また服用中も体調の良さなども感じられ

 

子宝もそうですが、そういた面でも大変喜ばれていました。

 

漢方は美味しくなく、飲むのはツラいようでしたが^^;それを乗り越えるだけの価値があると思ってくれたようです。

 

 

 

この方の場合は身体の汚れが本当になく、純粋な状態でしたが栄養が不足していたパターンでした。

 

クリニックで出されたホルモン剤は、多少栄養を補う側面もありますが、どちらかというとカフェインなどのように

 

子宮や卵巣を刺激して無理やり働かせるお薬です。

 

栄養が問題ない場合、これらがしっかりと働きますが、この方の場合、動くエネルギーが不足しているところに

 

ムチを入れられ、ホルモン剤の投与により子宝に恵まれていない状態でした。

 

逆に言うと栄養さえ入れてあげればホルモン機能は正常ということです。

 

もちろん経験上は、ホルモン剤の使用によりコウノトリが訪れた例はたくさんあるので、かなり良い側面がありますが

 

場合によってはそれが生かせない時もあります。

 

ホルモン剤で上手くいっていない人が皆ホルモン治療を止め、補中益気湯と婦人宝で改善するわけではありません。

 

身体が汚れているためにホルモン剤が上手く働かない場合もあり、

 

汚れも取りながらやはりホルモン剤が必要な場合もあります。

 

クリニックにはそういった視点が欠けている場合があるので、

 

上手くいかないなどありましたら、この例を参考にして上に挙げたお薬をただ飲むのではなく、

 

漢方相談を通して妊娠する能力を最大限に生かす身体になると良いのではないかと思います。

 

漢方でもホルモン剤でも、一番大事なのは自分の身体に合ったものをということです。

 

あなたに欠けているピースを補うのは

 

ホルモン剤かもしれません。漢方かもしれません。運動かもしれません。食事の見直しかもしれません。

 

総合的に相談されてはいかがでしょうか。

 

心はいつもあなたの隣に。

 

青森県青森市 完全予約制の漢方相談薬局 平成堂薬局 櫻井 大輔

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