妊活の知恵倉庫
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に続き、基礎体温を東洋医学的に考え、妊娠力を上げよう!シリーズ第三弾
⑤低温期から高温期への切り替わりが遅いタイプ
2層性ではあるものの、切り替わりがゆっくり、具体的には低温期から高温期への切り替わりに3日以上かかるタイプについてです。
切り替わりが遅いため、どうしても高温期として理想的な36.7℃以上の日数も自ずと短くなってしまいます。
なので、昨日の高温期が短いタイプと同じように考えられがちですが、少し違います。
昨日書いたように、体温が低い状態は陽気(妊活においては腎陽)が不足している状態を指しますが、
身体の切り替わりに重要なのは、”気”です。
気の問題は一昨日に書いた①波形タイプでも触れました。
同じ気ではありますが、①波形タイプは気がストレスなどにより滞ることによりムラが生じてしまう状態でしたが、
今回の⑤切り替えが遅いタイプは”気”の切り替える力が弱いことが原因です。
つまり東洋医学でいうところの”気虚”です。
切り替わりの悪さと気虚?何のこと?だと思います。
例としてわかりやすいものは寝起きです。
睡眠の質が良く、疲労がしっかり取れて元気であればスッキリ起床できるイメージがあると思います。
一方、目が覚めても2度寝、または何度寝もしてしまったり、起きても頭がスッキリせず、すぐに布団から出られなかったりする人、
いわゆる朝に弱いタイプは切り替えの気不足なのです。
低温期から高温期への切り替わりが遅いタイプの人は、この寝起きも同様に悪い傾向にあります。
(注意:寝起きが悪いからと言って切り替えが遅いタイプであるとは言っていませんよ!)
気虚型の基礎体温を改善するには
このタイプは元々虚弱体質であったり、胃腸が弱かったり、または仕事や妊活などで気を消耗しすぎてしまっている人に多く見られます。
消耗が激しい場合は、その消耗を緩和してあげることですが、元々の気虚タイプには気を補うことが基本となります。
漢方の中では補気剤をお飲みいただくことで気を補っていけますが、生活の中で気を補うことは実は難しいです。
日常生活では気を補うことではなく、まずは気を消耗しないことを考えた方が良いでしょう。
その理由を書いていきます。
補気の矛盾とそのための漢方薬
気を補う基本は「良い空気」と「良い食事」です。
良い空気は森林浴などをした時にスッキリするように、緑の新鮮な空気が身体の気を補ってくれます。
森林浴はハードルが高いですが、可能な人は実行して損はありません。
補気の難しさは空気ではなく、食事にあります。
”良い食事”に関しては高級な食材というわけではなく、”胃腸(脾)に負担をかけない食事”です。
難しいことに、気血(現代での栄養)の多い食べ物ほど、胃腸(脾)に負担をかけてしまうという矛盾があります。
気を補いたいために気のいっぱい入った食材を食べ過ぎると、逆に気が消耗してしまうのです。
気を補いたい(気虚)時は胃腸(脾)が弱まっている時!その改善のポイントとしては『焦らず、腹八分目』です。
満腹まで食べないことが大事なのです。
そうは言いますが、八分目とはどのくらいの量なのか?
食べられる量には個人差がありますので、白飯〇〇gとおかずは何品と・・・というわけにはいきません。
そこで大事なのが、自覚症状。
食後の”胃もたれ”はもちろん過量なのですが、食後に眠くなることはありませんか?
食後は胃腸に消化するためのエネルギーが集中するため、多少は眠くなることは正常な生体反応ですが、生活に支障をきたすレベルでの食後の眠気は食べ過ぎのサインです。
食後の眠気を自分の身体の声として耳を傾け、自分に合った食事量を探してみましょう。
また、そういった身体の声を聴き始めると、味濃いもの、油っぽいもの、甘みが強いもの、辛い物は胃腸の負担となっているとわかると思います。
それらを控えめにし、あっさりした消化に良い物を摂ると良いでしょう。
特にこれからの梅雨の時期は湿度が高まり、「脾は湿を憎む」臓であり、湿度が高い時には消化機能が低下します。
また梅雨後の本格的な夏も、暑さやそれにより汗をかくことで気を消耗してしまいやすいです。
ジメジメした時期やうだるような暑さで食欲が下がるのはこういった理由からです。
そんな時に、元気をつけねば!とたくさん食べる人もいますが、間違っているので注意しましょう。
そんな時にはヒヤムギや素麺をさらっと食すことで、胃腸機能の回復を図りましょう。
「脾(胃腸)は湿を憎む」と書きましたが、もちろん気虚型の人は水分の摂りすぎにも注意です。
現代の日本人は明らかに水分を摂りすぎです。
脱水に気を付ける必要はありますが、喉の渇いた時に潤す程度飲むように心がけましょう。
1日2ℓ健康法なんてのもよく見かけますが、ほとんどの人には水毒を生むだけなのでやめましょう。
色々書きましたが、気虚の程度が強い人は、まず食欲がわきません。
これは食事によって気を補うことは逆に負担になってしまいますし、食べないことも栄養不足となります。
八方ふさがりです。
そんな時重宝されるのが、漢方薬です。
漢方薬は胃腸の負担を取りながら胃腸の気を高め、もちろん妊活においての気の力も補うとても優秀なお薬です。
漢方は元々が胃腸を通して薬効を発揮するものであるため、胃腸機能を高めることにはとても長けています。
ですので、この気虚型(低温期から高温期への切り替わりが遅いタイプ)の人は、あなたに合った漢方薬で、改善していきましょう。
今日はここまでです。
残りは⑥低温期が長い⑧体温が高い⑨一層性です。
また後日に書いていきますのでよろしく!
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