妊活の知恵倉庫
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に続き、基礎体温を東洋医学的に考え、妊娠力を上げよう!シリーズ第4弾
今日のサブテーマは『低温期(土台作り)を見直して妊娠力を上げよう!』です。
高温期ばかり見てしまいがちな基礎体温
そのことからもやはり妊活者は妊娠できるかという結果ばかりに目がいって、土台をおろそかにしがちなのがわかります。
植物栽培に例えると、芽が元気に成長しない場合、土から出ている芽にばかり集中して、太陽光を当てるだけに留まる人はいないと思います。
土が固くて根が張りにくくなっていないか、土の水分は十分か、土の栄養は十分か、つまり土の根の状態を改善することを考え、対策することで、芽の成長を促すと思います。
高温期も大事な状態を示しますが、それを支える低温期こそ大事にすることが高温期の状態改善に繋がり、妊娠力が上がっていくのです。
今日は低温期が長いタイプを例に、低温期をどうしていくのか、考えていきましょう。
⑥低温期が長いタイプ
低温期は基本的には14日が理想で、長くても21日以内であると良いです。
それ以上長くなってしまうと、低温期に異常があると考えましょう。
また⑨一層性タイプも、低温期が長いタイプがより悪い状態になったタイプと解釈できます。
なぜ低温期が長くなるのか?
低温期では、始めの1週間弱は月経期で身体のリセットをしている期間ですが、その後に卵胞期がきます。
この卵胞期では、卵胞(卵子)と子宮内膜が成長します。
卵胞期の次に排卵期が来ることで、低温期から高温期へ切り替わりますが、それには卵胞(卵巣)から卵子が排出されないといけません。
低温期が長くなってしまうのは、この卵子が卵胞(卵巣)から出られないために長くなってしまいます。
出られなくなる原因としては、
①卵胞の発育が遅いこと(卵の発育不良)
②卵胞が成長しても、卵子が卵胞膜(卵巣)を破れないことで排卵されないこと(PCOS)
この2つがあります。
①卵胞発育不良の原因と対策
卵の発育不良は卵に栄養&ホルモンが伝わっていないためと、生殖機能が低下しているために起こります。
病院では血液検査によってホルモンの数値を測ることができるため、ホルモン剤を投与するのが一般的ですね。
ですが、栄養不足状態の卵巣にホルモン剤を与えても、無理矢理に育った卵は質が悪かったり、空胞になってしまうこともあります。
またその場合、その周期だけでなく、次の周期にも無理矢理育てた疲れが影響することで、一層の卵の発育不良を生んでしまいます。
そのため、卵の成長のための栄養を補うことが解決策となります。
基本的には食事の見直しですが、それが難しい場合は適正なサプリメントを摂ることをお勧めします。
また、栄養をしっかりと摂っていても発育が上手くいかない場合もあります。
それは、栄養自体は足りているのですが、血行不良などにより、”卵が成長する場”である卵巣まで運べていない場合もあるのです。
これは栄養だけでなく、ホルモン剤に関しても同じことが言えます。
ホルモン剤を飲んでも上手く反応が出ない場合や、副作用が強く出る場合も同様に、働く場にホルモンが届いていないのです。
ようは全身的な栄養は足りていても、局所的に物資や水を送り込めず、砂漠のような状態になってしまっているのです。
偏った栄養状態に対して、妊娠するために必要な栄養バランスに整えること。
同時に、身体の汚れを取り、その栄養を卵巣・子宮へ送る環境を整えること。
これらを整えることで、発育不良により排卵時期が読めなかった方が、しっかりと2週間周期で排卵できるようになり、タイミングが取りやすくなったのと卵の質が改善したことが相乗効果を生み、妊娠に至った例は多くあります。
一度の排卵が上手くいったからといって、その周期に妊娠できる確率は10~20%なので、すぐの妊娠ではないです、
ですが、その状態を維持することで半年~1年ほどで結果が出ています。
また、卵の発育不良に対してのもう一つの原因、生殖機能の低下。
これについては東洋医学では腎機能を中心に考えるため、腎機能を高め、妊娠力を上げよう!に書いたことなどを考慮して、腎陰・腎陽・腎精、また時に脾気のことなどを考慮して生殖機能を上げていきます。
これは東洋医学以外での生殖機能の改善策はないと思いますので、ぜひ東洋医学の力を借りてください。
特に年齢との関わりも深いため、35歳を超えての発育不良では補腎は必須だと考えています。
つまり年齢と共に衰える為、その対策はお早めにするよう、おススメします。
②卵子が卵胞から出られない
卵胞の成長は2週間ほどで20mm前後と問題なくても、その後に排卵が上手くできない人も多くおられます。
このタイプはPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)である確率が高いです。
PCOSは現在のアメリカでは一番の不妊の原因とされています。
この場合は卵は成長はしているので、栄養不足の問題ではありません。
むしろ栄養の面でいうと栄養過多に当たります。
卵胞膜や卵巣膜の柔軟性がなくなっているために起こっているのです。
排卵はするものの、排卵期に左右のどちらかの鼠径部に排卵痛を生じる場合も同様です。
成長しても卵が外に出られないため、卵巣内に卵が溜まってしまったりして、卵巣は傷んでしまいます。
するとより膜が固くなって、排卵しづらい状況は悪循環いたします。
膜の柔軟性を改善するには身体の気の流れを改善すること。
また卵巣は気血水でいうところの水の空間で覆われており、水の汚れが強いと膜が固くなってしまうため、卵巣周辺の水分代謝を正常にすることで改善していきます。
日常的には運動して汗をかく、水分を過剰に摂りすぎない(のどが渇いた時のみ飲むようにする)、お菓子を控えめにする、などです。
さらっとした軽い水の汚れは日常生活の見直しで改善しますが、長年の汚れが溜まっている場合、漢方薬でないと取り切れない水の汚れもあります。
舌を見た時に、舌の上に白~黄色の舌苔がベトっと厚く付いている人ほど、汚れが溜まっています。
ブラッシングで取る人も増えていますが、それは口の中のものが取れているだけで、身体の汚れは全く落ちていません。
自分の身体中に同様の汚れがこびりついていると想像してください。
特に卵巣周辺に同様の環境があると、それが排卵を妨げていると想像してください。
少しは食事や運動に気をつけようと思ったでしょうか。
自分にできることから、自分磨きをする方法を見つけましょう。
というわけで、低温期を正常にするには卵巣・子宮の状態を整えること!
そのために栄養・ホルモン・生殖機能・汚れ(気・血・水)
、これらを整えるだけです。
病院でのホルモン剤だけで上手くいかない場合は、ぜひそれらを整えることをご一考ください。
明日は⑧体温が高すぎるタイプ。
これで基本的な基礎体温からの考察が終わりです。
その後はそれを考慮したことで妊娠に至った例を挙げていきます。
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