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2019-07-12 12:36:00

昨日の

続きです。

 

 

①8日以上ダラダラ続く出血原因の3つ目:血熱

字のごとく血に熱を持っていることを指しますが、どんなに低体温の方でも生きている限りは血が体温を運んでくれます

 

つまり血と熱は基本的に絡み合っているものですが、熱が過剰過ぎると血流が暴走してしまいます。

 

身体が熱くなると頬や顔が赤くなったり火照ったりするのは、血管を拡張させて血の熱を外に逃がしているのです。

 

ですが、その放熱以上の熱が発生したり、放熱が上手くいかないオーバーヒートし、血管外や子宮外に出血する形で熱を発散させてしまいます。

 

 

 

その熱の抜け道としての出血が、鼻であれば鼻血脳であればくも膜下出血などの脳内出血子宮であれば不正出血です。

それが子宮外に出れば不正出血ですが、子宮内での内出血となってしまうと、内膜症や腺筋症の種となってしまいます。

 

ですので、この場合の不正出血は、血に溜まった熱毒を解毒する上で必要な反応なのですが、

 

繰り返す場合はその熱源を落ち着かせないといけません。

 

また、妊活においての問題点は、血が外に漏れ出るほどの熱は血流を加速させてしまいます

 

カレーなどを熱するとサラサラとし、冷めるとドロドロするように、血も熱が過剰だとサラサラと血流が加速しすぎます

 

早すぎる血流は、赤ちゃんへの負荷が強まってしまい、赤ちゃんの流産リスクを高めてしまいます

 

妊娠&出産の妨げになる血熱の原因は何か、またどうしたら改善するのかを書いていきます。

 

 

陰虚火旺による血熱

基礎体温の時にも書いたように

身体は火(熱)水(潤い)のバランスで成り立っています。

 

それを東洋医学では””のバランスと言いますね。(わかりにくいですが背景でなく時の色で陰陽を白黒しました)

 

陰陽互いの行き過ぎを抑えあいながら、また互いを支えあう絶妙な関係で成り立っています。

 

この”陰虚火旺”は、火(熱)を落ち着かせるべき水(潤い)が少なくなっているために、相対的に火が勝って身体に熱を生んでしまいます

 

 

 

例えばですが、熱くなった身体は火照りや血の充血からも熱を発散しますが、汗をかくことで温まりすぎた体温を落ち着かせますね。

それは過剰な陽(火)に対する陰(潤い)の働きの一つです。

 

もし汗をかく潤い不足の状態だと体温がどんどん上昇して暑気あたりになってしまいます

 

これは陰の中でも”津虚”によるものなので、津を補う生脈散清暑益気湯で治していきます。

 

 

 

陰虚による不正出血の場合は、生殖器に流れ込む血の熱量を落ち着かせる陰が不足してしまいます。

 

すると、陰は陽(火)を抑える役割もありますが、赤ちゃんの成長に欠かせない卵や内膜の栄養になる役割もあります。

 

つまり妊活において、陰虚は生殖器の物質的成長に負担がかかってしまい、妊娠力を落としてしまいます

 

また上でも書いたように、血流の負荷が強いことで赤ちゃんの成長を妨げてしまいます。

 

その状態を治すには、不足した陰(潤いや卵の栄養)を補うことを中心にしながら、血の熱を解毒していく必要があります。

 

陰の虚損のレベルと熱の状態に合わせ、熟地黄生地黄を使い分け、または動物系の膠(にかわ)などを使い、陰を補いながら、火を落ち着かせる黄柏、知母、山梔子、牡丹皮、玄参などを使用していきます。

 

方剤では清営湯知柏地黄丸、六味丸などをベースにし、赤ちゃんへの血流負荷を軽減し、卵と内膜の成長を正常に促していきます。

 

 

湿熱による血熱

まず湿熱の”湿”についてです。

 

先週水毒について書きましたが、湿は水毒の一種です。

 

湿”とは、リンパ液が滞留し、邪(悪者)化したものと考えてください。

 

邪化したものは、本来流れるべき性質が滞留しやすい性質になってしまいます。

 

すると、リンパ内での体液循環を滞らせ、血流と同じようにリンパ内の体温がエネルギーも合わせて滞ってしまいます

 

すると熱化してしまい、湿邪湿熱邪となってしまいます。

 

熱化するとさらに湿の中の大事な潤いが乾燥してしまい、より粘性を生み、滞りが強くなります湿の痰化)。

 

すると、リンパと血管は寄り添うように身体中を巡っていますが、リンパと血管での熱や潤いや代謝物のやり取りにおいて、

 

湿熱(痰熱)が邪魔をしてしまい、血の熱が抜けなくなり、また”痰熱”の熱の影響も重なり、血熱と発展していきます。

 

 

文章からもわかるかもしれませんが、この状態はなかなかに複雑で、治法はあってもそう簡単に動きません

 

根気が必要です。

 

時間はかかりますが、放置してしまうとどんどん熱が潤いを飛ばし、粘りを生み、またそれが熱を助長し・・・と悪化してしまいます。

 

痰と瘀(血)が結びつく『痰瘀互血』になってしまうともう大変。

 

その極限がガンなどの腫瘍となっていると考えられています。

 

 

 

湿痰に関しては色々な発展がある為、この方剤などが難しいですが、個人的に良く使うのは温胆湯やそれをベースの黄連温胆湯竹茹温胆湯、またそれに涼血活血の牡丹皮剤を加味していくことが多いです。

 

これらで湿熱~血熱を解毒していき、卵子・内膜・赤ちゃん汚れでなく栄養を運べる体にしていくことで、妊娠力を高めていきます。

 

 

 

今日はここまでです。

 

今回は熱が原因での不正出血を書きましたが、逆に冷えることで不正出血に繋がることもあります。

 

それは昨日の血瘀による出血と繋がっていきます(冷え→血行不良→瘀血→出血)ので、昨日の記事を参照にしてください。

 

次回はたぶん連休明けに②排卵期に見られる不正出血について書いていきます。

 

きっとこのタイプの不正出血が一番多いですので要チェックです。


 

 

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