妊活の知恵倉庫
前回までに月経後の不正出血、排卵期の不正出血を書きましたので
今日は月経前の不正出血の原因と解決策を書いていきます。
まーだ不正出血かよ。関係ないわ。と思っている人も、今回は流産予防に関わる大事な内容が主ですので、是非お読みください。
③月経前の不正出血の原因
月経前の症状なので重要なのは、肝気(衝脈)が昂る時期であるということです。
西洋的に考えると、妊娠できなかった場合に子宮内をリセットするため、ホルモンバランスが急激に変わる時期です。
昨日は排卵期のホルモンバランスに対応する”腎の封蔵”と”肝の疏泄”について書きましたが、
月経前も同じようにホルモンバランスが激変するので、この”腎の封蔵”と”肝の疏泄”が大きく関わります。
言葉が難しいので頭が拒否的に働くかもしれませんので、今一度説明します。
腎の封蔵=身体の生命にとって大事なものを体外に漏らさず、守る働き
肝の疏泄=ホルモンや神経などの身体の調節機能と、要らないものを体外へ排泄する働き
簡単にいうと、腎は体内にものを留める働き、肝は体外にものを排出する働きがあり、これらが相互にバランスを取ることで身体は健康を維持できます。
上の図は各臓腑と関わりの深い感情(志)を表した図です。
いつもイライラなどの怒りを含むストレスは肝の自由奔放な動きを制限し妊娠力を低下させると言っていますが
今回は”腎の封蔵”と、腎の志である”恐”と”驚”を例にしてみましょう。
強く驚いたり、強く恐怖した時に、人はどういった症状が出るでしょうか?
ワーッと声を上げてしまったり、逆に声を失ってしまったり、腰を抜かしたり、度が過ぎると失禁・脱糞してしまうケースもあります。
腰は腎の力が伝わってこそ有効に働きますが、”恐”や”驚”の一時的ショックにより腎の力が抜けてしまうために腰が抜けてしまいます。
また、ショックが大きすぎると、先ほどの封蔵の力が極端に弱まってしまい、留める力を失うことで失禁・脱糞してしまうのです。
特に失禁は子供や高齢者に多いですが、子供は腎の力が幼いために少しのショックでも失禁してしまいます。
高齢者は腎を消耗しているため、感情に関わらず小便・大便を留める力が減退してしまいます。
ビックリして声を出してしまうのは、大便や小便に影響するほど大きいショックではないレベルで、”腎の気”が声として抜けていっている状態です。
それが強まり、ショックのあまり声を失う場合は、腰と同じようにノドも腎が司っていますが、そのノドへの腎の気が抜けてしまい、声を発する機能が低下してしまうのです。
驚きや恐れという感情から、ノド・腰・大便・小便などの全然関係ない部位が腎との関りが強いという認識ができるのは面白いですね。
これが妊娠中であると、極度のこれらの感情のショックが原因で流産してしまう人も、実は多いです。
相談しているケースでは近しい人の死の報告によるショックで失血し、流産してしまった相談例もありました。
なので、妊娠中の人へのサプライズは厳禁!喜びのサプライズでもビックリすることは良くありません。
また妊娠中はホラー映画なども控えるようにしましょう。
また、産後に腎を消耗してしまった場合、産前に見られなかった尿漏れ症状が頻繁に見られるようになってしまうこともあります。
産後にくしゃみ程度で尿漏れしてしまうようになる人は案外多いです。
それは一つの腎の力の低下を示す身体からのサインなのです。
話を戻しますが、月経前には肝(衝脈)に気血が集まり、機能が昂ります。
それを腎の封蔵の力が上回れば出血しませんが、上回ってしまった場合に不正出血となります。
これは妊娠中も一緒です。
妊娠中は赤ちゃんを胎内に留めておくために”腎の封蔵”>”肝の疏泄”の関係となっていますが、
”腎の封蔵”力が弱い場合、出血してしまったり、切迫流産、場合によっては流産してしまいます。
妊娠初期は”腎の封蔵”が上回っていますが、”肝の疏泄”も昂っている状態です。
本来は下方向に疏泄すべき”気”を上向き方向にして流産しないようにしているため、
その影響は妊娠初期には「悪阻(つわり)」症状として現れます。
腎の封蔵を強めることはもちろん、肝の疏泄を流すことで悪阻症状を緩和することにも漢方を使用することは多いです。
月経前の不正出血の解決法と流産予防について、明日に続きます・・・
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