妊活の知恵倉庫
妊活において運動はとても大切ですが、運動のし過ぎは妊娠から遠ざかるということは知っていますか?
もちろん、それはよっぽどの過剰な例ですが、例えば女性の一流アスリートは無月経な人が多いです。
今回の症例は高校生であり、妊活目的ではないですが、プロを目指すほどにテニスに没頭した生活を続けていることで、
中学2年生に初経が来て以来、3~4ヶ月毎、時には半年月経がないなどの状態が続いていました。
昔は女性の場合は「月経が来なくて初めて一人前のアスリート」という考えが蔓延しているほど、身体を酷使させており
その相談者のコーチも同様の考えを持っているようでしたが、母がその状態を危惧したため、相談に至ったとのことでした。
今回は、この症例を通して「運動と妊活」について書いていきます。
過剰な運動の影響
なぜ、過剰な運動は疑似的な閉経状態を引き起こしてしまうのでしょうか?
分かりやすいイメージでいうと、月経は血(気も合わせて)を消耗するのはわかると思います。
女性が妊娠するために毎周期、子宮内膜という血が主の素材である赤ちゃん用ベッドを作り
ある一定期間で妊娠に至らなかった場合にそのベッドを作り替えるために、前のベッドを排出することが”月経血”として出てきます。
子宮内膜がどうたら~と考えると難しいかもしれませんが、よく考えてみてください。
正常であれば、何をしていなくても毎月出血しているのです。
個人差はありますが、毎月の経血量は大体20~150mlほどで、平均して100mlほどの出血をしています。
100mlと言えばコップ半分くらいは出血しているってことで、怪我を負ったとしてもコップ半分ほどの出血はなかなかのものです。
それを毎月繰り返しているということで、40年×12ヶ月×100mlで、生涯で48リットルほども出血しているのです。
生きているだけで、女性は男性より身を削っているということが良くわかると思います。
そうです。
あなたは常に夫よりも赤ちゃんの為に血というかけがえのないものを消耗しているのです。
月経のたびに血を消耗し、色々な症状に耐えているあなたはとても素晴らしいのです。
妊娠できないからと、自分を責めず、月経が来ている自分は素晴らしいと褒めてあげましょう。
また、大量出血時には気が遠のいて失神してしまうように、出血時には気も抜けていってしまいます。
気はエネルギーのようなものをイメージしてください。
出血すると、自分に溜まっていたエネルギーや元気を消耗してしまうのです。
だから月経時に疲労感・倦怠感・身重感などが感じやすくなるのです。
運動時には気・血を運動量に合わせて消耗します。(厳密には津液もですが、気・血だけの方がイメージしやすいので省いています)
つまり、ハードな運動するためには気と血が十二分にないといけません。
誰しもが、食事を抜いた後にハードな運動をすると、スタミナ切れで倒れてしまいますよね。
「腹が減っては戦はできぬ」というやつです。
つまり、運動によって気・血を極限に消耗し、生殖器へ気・血を分配する余裕がなくなってしまうと、疑似的閉経を引き起こすのです。
昔の指導者からすると、月経が来ることは、そっちの方にエネルギーや血を使える余裕があるというサインだから、もっと運動のために身体を使え!となってしまうのです。
ひどい話です。
それでも最近は、今のことだけでなく将来のことを考える思考や、月経が来ないことでエストロゲンが低下し、そのことで骨が弱くなるなどが問題視され、運動の仕方が見直されてきている傾向があります。
人の価値観は人により違いますが、特に若いうちは後での影響を考える経験がないため、大人がしっかりとその子の人生を豊かにする上でのスポーツ観を育んでいってもらいたいです。
症例を書こうと思ったのですが、その前提が長くなってしまったので、運動性無月経の相談の16歳Sさんの症例については明日に続きます。
いつも私の至らない長文を読んでくれたあなたに感謝です。
また、このブログを読んでいただいた出逢いが
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また赤ちゃんとの出逢いへと繋がることを願っています。
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