妊活の知恵倉庫
では母親の子を保持する力を上げる漢方薬について書きましたので、
今回は子の成長不良により流産に至る場合の予防薬についてまとめていきます。
子を育むために必要なこと
血流
妊娠前は瘀血がある時は駆瘀血剤を中心に!
だけど心拍確認が出来たら駆瘀血剤の使用は必要に応じて減らす、もしくは完全に補血剤で対応する!
という形で、妊娠を機にお薬を変更することが多いですが、例外もあります。
妊娠中もまだ瘀血の存在が強く、駆瘀血剤が赤ちゃんへ及ぼす影響よりも、瘀血が赤ちゃんに及ぼす影響が大きい場合は
妊娠中でも駆瘀血剤を使用することもあります。
そこは瘀血の程度により、つまり個人差や時期によるとしか言えない為、自己判断はしないようにしましょう。
他にも運動やω‐3の不飽和脂肪酸などは活血効果があっても胎児にはむしろ良い血の巡りを作る為、
そういったものも駆使することで、妊娠中の血流環境を整え、流産予防していきます。
一般的な補血をベースとするものでは当帰剤を主体とし、婦人宝や病院では当帰芍薬散を多用するでしょう。
陰虚火旺
前回の”腎気不固”の別の側面で、腎陰虚も流産原因となることがあります。
腎陰虚、つまり腎の潤い不足により、胎児に関わる陰液(血液や羊水、膜の潤い)などが枯渇してしまったり、
陽>陰となることで、相対的に熱過剰となり、内熱をため込んでしまうと、
その熱過剰や潤い不足が胎児の成長に影響し、流産してしまうことがあります。
その状態を改善するためには生地黄、熟地黄、玄参、地骨皮、阿膠(他膠各種)、知母、麦門冬、黄柏などを配合していきます。
煎じでは両地湯や加減一陰煎、エキスでは六味丸、知柏地黄丸、亀鹿二仙膠をベースとしたものなどを使用します。
この陰虚火旺は上実下虚であることが多く、顔はのぼせやすく下肢は冷えやすいこともあれば
上が脳で下は子宮と見ると脳からの命令のFSHが高く、子宮から出るE2の反応が悪いなどの状態もその状態になることがあります。
FSHが高くなる要因では加齢であり、特に閉経間近でその状態が見られ、腎陰虚と妊娠の重要性が感じられると思います。
更年期症状によるホットフラッシュ、ノボセ、発汗、顔面紅潮、イライラ、不安症状、不眠なども
心熱と腎陰虚のバランスによるものであり、全ては繋がっていきます。
妊娠前からFSHが高めであったり、手の平・足の裏の火照り、喉の渇きetcの陰虚火旺体質である場合は、
妊娠中もその処置は続けると良いでしょう。
妊娠すると衝気が旺盛になり相火が強まることで陰虚火旺が強まりやすい状態になるためです。
僕の妻も妊娠中に舌がかなり強い地図舌になり、苔剥離痕には赤味を帯び、
陰虚が強まったのはかなり衝撃的で、頑張って滋陰したことは忘れません。
と少し脱線したところで妊娠中の流産予防の漢方についておしまいです。
次回は「漢方だからって妊娠中に安易に飲んではいけない生薬」についてまとめていこうと思います。
いつも私の至らない長文を読んでくれたあなたに感謝です。
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