妊活の知恵倉庫
今朝の平成堂薬局
いやー、とうとう雪が積もり始めました。
週末までには溶けると思いますが。
そんなこんなで今回は妊娠中シリーズから一時離れ、
不妊原因で多く見られる”FSHが高い状態”においてどういった子宝漢方が有効であるかをまとめていこうと思います。
FSHは病院では検査はするものの、高値であった場合は経過観察、もしくはピルによるリセットが主で、
リセットはようは経過観察と同義でありFSH高値を緩和する方法は現実的にはない為、漢方の働きが大きいと考えています。
FSHとは?
FSHとは脳下垂体から産生・分泌されるホルモンです。
主に卵巣に働きかけることで、子宮内膜を厚くしたり卵胞を育てるE2(女性ホルモン・エストロゲン)というホルモン分泌を促します。
E2の増加が十分になることで、必要以上のFSHの産生を抑えるようにネガティブフィードバックが働きます。
これらの循環に問題なければFSHは基準値(月経期に3~10mIU/ml)内に収まりますが、
10mIU/ml以上を超えると、卵巣を始めとした卵胞・卵子の成長などに影響し、不妊の原因へと繋がっていきます。
脳(下垂体)と卵巣の関係
卵巣を正常に働かせるための命令を脳(下垂体)がFSHとして送っている状態を説明する上では
脳(下垂体)は上司、卵巣は部下と考えるとわかりやすいでしょう。
環境・機能に問題なく、上司(脳)の命令通りに部下(卵巣)が働けば卵胞&卵子はしっかりと育ちます。
ですが、何らかの原因で上司の命令通りに部下が働けない場合、卵胞・卵子の育成が上手くいかず、妊娠率が下がってしまいます。
FSHが高い状態(月経期に10mIU/ml以上)の人は、脳が興奮状態にあるも、子宮がそれに応じていない状態で、その原因は
①下垂体が過剰興奮状態にあり、卵巣機能に問題は無くても命令の多さに従えない場合
イメージ:上司にかかるプレッシャーなどが部下へのパワハラ関係を生み、部下が上手く働けなくなった状態。
②下垂体に問題はないが、卵巣機能が低下している場合
イメージ:上司側には問題ないが、部下の疲労が溜まりすぎて仕事が上手く行えていず、残業が増えていく一方の状態。
③下垂体・卵巣ともに問題ないが、身体の汚れが原因で命令を上手く伝えられない場合。
イメージ:上司・部下の能力には問題ないが、その伝達方法の問題で上手く伝わっていない状態。
これらが考えられます。
①脳→卵巣のパワハラ状態
脳内ストレスが多く存在し、その為に脳下垂体の機能が安定しない状態です。
パワハラといっても、上司(脳)が悪いのでなく、上司にかかるプレッシャー(脳内ストレス)がとても強いという環境が問題と考えます。
脳内ストレスの多さは、日常的な疲労とその回復でバランスにおいて、脳内疲労の回復が追い付いていないことで多く見られます。
つまり
肉体疲労が強く、脳内疲労まで影響する場合
精神的ストレスが強く、脳内疲労が過剰な場合
睡眠状態が良くない、もしくは睡眠時間が短いことで疲労回復できていない場合
これらが原因で、脳内ストレスが上昇し、脳下垂体機能もパンク状態となるのです。
肉体疲労が過剰な場合&脳内疲労が過剰な場合&睡眠時間が短い場合は
まずは睡眠時間を長くするように努力することから始めましょう。
日常的に5~6時間の睡眠時間が当たり前の人も多く見かけますが、
これは「妊娠したい」という気持ちが強いのであれば避けなければいけません。
人の良いところでもあり悪いところでもあるのは、人はある程度の環境に慣れる能力があるということです。
5~6時間の睡眠が当たり前となり、特に日常的に困っていないと感じる人もいますが、
その日々の積み重ねがFSH値の上昇→卵の成長・質の低下につながってしまっている方はとても多いです。
習慣・慣れは上手く使うと日々の積み上げで妊娠に近づくことも出来るので、
負の積み上げでなく、プラスの積み上げを出来る習慣作りを心がけましょう。
この場合は漢方的に見ると舌苔が”無苔””剥離(地図)苔”で舌色が赤く、陰虚の状態が強まっていることが多いです。
この状態に対しては、脳内疲労を除去する漢方・サプリメントを使用し、
相談によって睡眠時間を少しでも摂る工夫(できれば毎日7~8時間睡眠)をお伝えしておきます。
このことで脳内疲労が緩和し、FSHが正常値になり、妊娠できる身体へ変化していくのです。
精神的ストレスが過剰である場合、ストレス下にいる環境が問題ならその環境を変えていく、
例えば仕事の環境がとても悪いなら、難しい判断ではありますが、仕事を変えるなどの必要も出てきます。
また、環境の問題は無くても、色々考え過ぎてしまったり、他の人よりも過剰にストレスを感じ取ったり作ってしまう人もいます。
この場合は漢方での気を動かすお薬により交感神経を鎮めたり、
妊活カウンセリングによって、物事の受け止め方を少しずつ緩和し、
自発的なストレス要因を生まないように、環境でなく自分自身を変えていくことで脳内ストレス要因を減らしていきます。
漢方の交感神経を鎮め、カウンセリングでストレスの受け止め方も変わることで、
一番楽になったと感じるのは本人であり、特に月経前の精神不安定さがなくなっていくことで感じるでしょう。
その積み重ねが脳内ストレスを緩和し、FSHの過剰興奮を鎮め、卵の質を改善→待望の赤ちゃんへ繋がっていけている例もたくさんございます。
この下垂体がパワハラタイプはプロラクチンが高値でのFSHも高値の場合に多いように思います。
卵巣の機能が落ちているわけではないので、脳内ストレスを上手く除去するだけで
良い卵を生み出すことができ”妊娠!”に繋がる可能性はかなり秘めているタイプです。
上司の伝え方さえしっかりしていれば、部下はできる子なんです。
また、脳内ストレスを強くする要因としては、肉体疲労、精神疲労、睡眠不足以外に不妊治療によるホルモン剤過剰もあります。
ホルモンの多くは下垂体や卵巣に対して、本来の自分のホルモン以外の命令が普段より過剰に出されている状態であり、
それを受ける側はそれに何とか応えるものの、その後に疲れてしまいやすいです。
ホルモン剤は会社外からの指令のようなもので、
脳や卵巣、子宮、身体に余裕があるうちはその指令に従って働き、妊娠率を高められますが、
その状態が数ヶ月~数年続いてしまうと、本来の自分のペースでするはずの子を育むための身体作りが出来ず、
それまで無理して応えていた綻びが出てしまいます。
その悲鳴の一つがFSHの上昇として出るのです。
ホルモン剤を使うことで一時的な妊娠力を上げることは時には大事ですが、使い方の節度を気を付けることと、
また漢方も併用することでホルモン剤をより有効に働き、その負担もなるべくかからないようにすることが大切です。
②卵巣が疲れてしまっている場合
閉経間近になるとFSHが高くなっていき、閉経してからもFSHが高い状態を維持するのはこの為です。
卵巣に卵を作る機能が低下し、また卵の素材が無くなってしまいますが、脳内はまだまだ作れと命令している状態です。
卵巣が機能していない為「もう卵は作れません」というネガティブフィードバックも働かない状態となってしまいます。
閉経では卵が作れない為、妊娠することが出来なくなりますが、
卵の素材はあるのに卵巣が疲れてしまったことで疑似的閉経状態となり、妊娠しにくい体質を生んで・・・
続けたいところですが、長くなったので続きは次回です。
ここまで私の至らない長文を読んでくれたあなたに感謝です。
また、このブログを読んでいただいた出逢いが
あなたの妊活を少しでも明るいものとし
また赤ちゃんとの出逢いへと繋がることを願っています。
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