妊活の知恵倉庫
皆さんは何か植物を育てている、もしくは育てたことはありますか?
実は『妊活』と『植物を育てること』には密接な関係があり、『緑を育てる』と自分の身体を見直すことができます。
妊活と植物を育てる共通点
妊活中のあなたは、自分の身体がどうなっていて、なぜ妊娠できないのかわかりますか?
ほとんどの方が自分の身体のことが分からず、原因がわからない、もしくはわかってもどうしたらそれを解決できるかが分からないでしょう。
植物のことに置き換えてみましょう。
もし植物の種を植えても芽が出ない場合は、どうしますか?
種が悪かったのかな?土の状態が良くないのかな?水は足りたかな?水が多すぎたかな?室温が低すぎたかな?高すぎたかな?栄養が足りなかったかな?
など、色々考えると思います。
妊活も同じように考えれば良いんです。
種(受精卵、もしくは卵子と精子それぞれ)が悪かったのかな?土(受精卵が根付く子宮内膜)の状態が良くないのかな?水(生殖器や受精卵・内膜の潤い)は足りたかな?水(生殖器や受精卵・内膜の潤い)が多すぎたかな?室温(基礎体温)が低すぎたかな?高すぎたかな?栄養が足りなかったかな?
そう考えると、自分が妊娠できない理由が身近に感じられるのではないでしょうか。
どうやって自分の原因を知るか
緑を育てる場合は簡単なのに、なぜ自分の身体だと難しいのでしょう。
自分の身体なんて、毎日自分と離れることはなく、毎日観察しているはずなのに。
それは、植物は結果が目に見えるということと、手で調節しやすい為でしょう。
逆に自分の身体はたとえ身近であっても中で起こっていることが見えません。
例えば生理痛があったとしても、ほとんどの人が何で痛いのかわからず痛み止めで誤魔化して過ごしています。
残念なことですが、なんで痛みが出るのかを考える人はほとんどいないでしょう。
誤魔化しているうちに、気づいたときには状態がより深刻になってしまっているという人がどれだけ多いか・・・(脱線しちゃうので今回は書きませんが
冷えて筋肉が引きつっていたり、血流の悪さが血の塊・粘りを生み、血を押し出す時の負担となり痛みとなったり、血が子宮や腸などに癒着しそれに引っ張られ痛みを生じたり、出血して子宮内や子宮筋が空虚になることで栄養・潤い不足により痛みを生じたりします。
実は目に見えるものでも判断できる
「身体の中は見えない」ものの、実は目に見えるものからも自分の身体の中の状態が分かるものがあります。
それは経血(生理時の血)の状態です。
血の量、血の色合い、血の質(サラサラ~粘つき)、血塊などです。
そして目に見えるものではないですが、いつ痛いのか、どんな痛みか(引痛、刺痛、圧痛、絞痛、重痛、脈痛、シクシク痛、冷えた痛み、熱を伴った痛み、持続痛、間歇痛etc)、痛みの部位などもそれを助けるでしょう。
これは痛みは異常として感じやすいために例としましたが、痛みをほとんど感じない人であっても、なかなか妊娠できない人は経血の状態をしっかりと観察し、自分の赤ちゃんのベッドの状態を知るべきです。
なぜか体温には過敏で『冷え』ないように”温活”したり、基礎体温を測っていたりしますが、経血を整えようと思う人は少ないのが現状です。
その実は、基礎体温や冷えはわかりやすく、温めたら良いとわかりやすい解決策がある為でしょう。
しかし、経血は赤ちゃんにとってのベッド、植物にとっての土であり、命を育む上でとても重要なものだとわかったはずです。
血の状態や痛みの質や強さなどが分かっても、それが身体の状態とどう繋がっているのか、そしてどうやってそれを活かして妊娠力を高めるのかが分からない場合は、私に頼ってください。
相談した99%の方が、経血の変化から体内の改善を感じ、妊娠力UPを体感しています。
緑を育てよう!は種を得るまで
簡単に芽が出る体験をして欲しいのでなく、植物を育て実や種を得るのは大変なんだと知って欲しいのです。
今は便利な時代になり、ほとんど苦労なく育つ植物が多く売られていますが、次の成長を生む種を得るとなるとかなり大変でしょう。
土も簡単に安く買えますが、本当はその土地の土壌を一度ほぐして空気・水・栄養を充実にするなど、かなりの重労働が必要なんです。
植物は簡単に種を買えますが、実際の妊活では種(受精卵)はそんな簡単に手に入りませんね。
土も簡単に買えますが、実際の妊活ではホルモン剤だけでは内膜が整わないことも多いですね。
良い土を買って撒くだけなら楽ですが、妊活は今までのあなたの子宮という土壌があるためで、子宮環境を整えないとホルモン剤が効かないのです。
自分の身体が簡単な手入れで妊娠できる体でしたら漢方や運動などをせずとも妊娠できるかもしれませんが、自分が複雑な身体であることは妊活期間が長くなっている自分が一番よくわかっていることでしょう。
種を得るためには数ヶ月、また土壌を耕すには重労働が必要だとイメージが湧くと思います。
妊活でも本当に良い種(受精卵)を得ようと思ったらホルモン剤を多用するのではなく、数ヶ月単位で身体作りをすべきなんです。
「いや、植物を数ヶ月育てるってそんな面倒くさいことできない!」
植物を育てるのは、あくまで自分の身体を知るためのキッカケですので実際に育てなくても良いですが、それくらいの覚悟を持ってあなたの身体を見直して改善しないと、赤ちゃんに歩み寄れないかもしれません。
命を育むというのは植物にしても人の命にしても、それほど凄いことなんだと知って欲しいです。
今のあなたが頑張っていないとは言っていません。
むしろ実際に相談では、妊活者から感じる悩みや頑張りは物凄いと感じています。
それだけに、アレコレ考えて頭と心を消耗するのでなく、頑張りの方向性を身体作りに上手く使っていければなーと思ってしまいます。
”植物育成”やこの記事・ブログがあなたの妊活の大きな一歩のキッカケとなるように願って今日の締めと致します。
あなたの妊活応援・漢方相談の平成堂薬局
完全予約制(遠方・積雪の場合は電話相談・メール相談可)