妊活の知恵倉庫
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今年のゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
のんきな事言ってんじゃねぇよ!コロナの影響でせっかくの大型連休が台無しだよ!
そんな声が聞こえてきそうな、いつになく自由の利かないGWだったことでしょう。
当薬局にご相談いただいている方も、妊娠して安定期に入り実家に一時帰省し身体をゆっくりと休めたい方、また、親に自分と赤ちゃんの成長を直接伝えたいという方など、何人かの方が、妊娠中でのGW帰省に迷われている旨の相談も受けました。
結局のところ、GW中は県外移動はかなり難しい状況であり、県内でも”外出自粛”が基本でしたので、状況を見ながらアドバイスさせていただいたところ、結局相談してくれた全員が今回の帰省を見送っていましたが、GW明けの相談でも「やっぱり帰りたかった」というとても残念な気持ちをお話されていました。
帰省できなかったことはとても残念なことではありますが、大事なものは失って初めて気づくことも多いですが、この何事も起こらなかったことはこのご時世にとっては一番幸せなことかもしれません。
令和になって1年
ほとんどの方がコロナに疲弊しきっているために忘れていたり、本来は令和1周年記念番組などを量産しそうなものですが、コロナで収録・編集が上手くできないためか、そういった特番はほとんど目にすることが無かったため、令和になって1年経ったという実感なく過ごしているでしょう。
ですが、時間は確実に経っています。
令和になった時の1年前のあなたはどうでしたか?
1年前と比べて、今の自分の妊活状況に変化はありますでしょうか。
この1年でまだ授かれていないという方も、赤ちゃんに歩み寄れていると感じて妊活できていますか?
中には体外受精や人工授精という不妊治療のステップアップをしたかもしれませんが、治療方法でなく、あなた自身の妊娠力は1年前と比べて上がっていると思いますか?
ご年齢にもよりますが、閉経というタイムリミットがある妊活において『1年』という月日は決して短いものではありません。
子宝漢方相談にのっていると
「もっと早く知りたかった」
「すぐに体外受精が控えているから結果を早く出したい」
「漢方での身体作りに時間がかかるのはわかっているけれど、なるべく早く結果を出してほしい」
などと言われ、相談開始が遅れがちで、漢方を飲んで1ヶ月~3ヶ月以内など、結果を早く求めてしまう傾向にあります。
相談された限りは、力の限りその意向に沿うように思考を巡らせ身体作りを支援しておりますが、やはり20~40年ほどの月日が作り上げた妊娠しにくい身体を根本から身体作りするには時間を要します。
例えば一生住む家を建てる時、1日で建てる家と数ヶ月かけて建てる家、どちらに住みたいでしょうか?
きっとその答えはあなたの身体に宿る赤ちゃんも同じですよ
今までの状態で着床しにくく、着床しても流産しやすい環境は、小手先(数週間程度)で整えても結果は付いてこないでしょう。
しっかりと身体の根元から冷えを温補してあげたり、ストレスで強張っている身体を疎肝理気してほぐしたり、ドロドロの血を活血剤で巡らせたり・・・
子宝漢方は、その人それぞれが持つ原因を見極め、原因に対してしっかりアプローチかけることで身体の根本から妊娠力を立て直します。
それはどんなに願っても効果が出るスピードは変わりません。
本当に妊娠力を立て直すには時間が必要なのです。
身体作りには”時間”というかけがえのない価値をかける
なぜ先ほど令和になってから1年経ったと書いたかというと、漫然と妊活しているとその大事な大事な1年は妊娠結果を待っている時は地獄の様に長く感じますが、陰性結果を繰り返すうちに気が付くと数ヶ月、簡単に1年経ってしまうと気付いて欲しいのです。
そんな過ごし方で妊娠力がUPしていると感じられますか?
しかも、そんな妊活は身体を整えられないだけでなく、繰り返す陰性結果によってどんどん心が傷んでしまうでしょう。
そうなると今私が書いている言葉を読むこともツラいかもしれません。
ですが、私が伝えたいのは、あなたを傷つけたいのではなく、あなたの助けになりたいのです。
傷付けたいのでなく、気付いて欲しいんです。
身体作りの重要性を。そしてその方法を。
令和に切り替わった昨年の今頃にこちらにご相談いただき、しっかりと漢方での身体作りを続けられた方は、現在皆さん妊娠!という結果に繋がっております。
また去年の中盤以降に相談いただけた方も妊娠出来ている人もいますし、まだ妊娠にこそ至っていなくても妊娠力の向上を感じている人がほとんどです。
時間を戻すことはできませんが、仮に1年前に相談していただけていたら今の相談者と同じように結果に結びついていたり、今よりは確実に妊娠力の向上を感じていたでしょう。
「もっと早く知っていれば」
その言葉は、相談したことで得た私への高評価とも取れますが、過ぎた月日は戻らない残酷性も含み、とても残念な気持ちにもなります。
いくら書いても、それを読んでいても、ある程度心には響いてもそれを実感するには相談してみないとわからない。
相談してみないとわからない、じゃあ相談はまたの機会に。
それで良いのでしょうか。
今の自分のことだけでなく、数か月後、1年後、5年後、10年後の自分の自分も後悔しない選択を。
あなたの妊活応援・漢方相談の平成堂薬局
完全予約制(遠方・積雪の場合は電話相談・メール相談可)