妊活の知恵倉庫
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赤ちゃんが欲しい!
だから本当は妊活に専念したいけれど、不妊治療にかかるお金のために仕事をしなければならず・・・
仕事をしていると、心と身体が疲れてしまい、赤ちゃんを授かる状態から遠ざかっているように感じてしまう
そして繰り返す陰性結果・・・
妊娠する為に仕事を辞めた方が良いのか・・・でも例え妊娠出来てもそれからのお金の不安も残るし、仕事は辞めないべきか・・・
妊活している上で多くの人が抱えているこの”妊活と仕事”のジレンマ。
前回の”妊活とお金について”の続きで、妊活と仕事に際しての『精神的負担』と『肉体疲労』についてのアドバイスをまとめていきます。
①人間関係の問題(精神疲労)
同僚や働いている会社に対して感じる「不妊治療で遅刻・早退・休暇を取ることの申し訳なさ」や「仕事を辞めづらい」などの精神的負担。
責任を重んじ、自己犠牲を厭わない精神は、日本人らしいと感じてしまいます。
他人を思いやる精神はとても素晴らしいと思いますが、妊活に関しては「一番に自分を大事にすること」をおススメします。
妊活は人生をかけたものです。
妊活中には色んなことがありますが、決して今の感情に左右されず、たった一度の人生のための妊活だということを忘れないでください。
他人の為、会社の為に自分の人生を犠牲にする覚悟があるなら良いですが、人生を犠牲にするつもりがないけれど、雰囲気に流されてそう感じてしまうのは損でしかありません。
また、今は時代の流れとして女性の社会進出を男性と対等にする動きが活発に起こっております。
自分の妊活が会社や同僚の負担になっていると感じてしまうのは、そういった例がまだ少ないだけで、それが当たり前の世の中になれば気にならないはずです。
そしてあなたの行動はそういった世の中が作られる礎となるでしょう。
堂々と早退・遅刻・休暇で不妊治療を優先することで、あなたの次に同じ悩みを持つ方の勇気となります。
今はそれを切り開く立場なのでなかなか難しいですが、会社のことや同僚のことと同じように、これからの会社、そしてこれからの仕事仲間や後輩の為になると考えると負担に感じなくなるのではないでしょうか。
会社や同僚に対して、あなたの不妊治療は全く迷惑をかけていると感じる必要はないのです。
②肉体疲労・時間への影響
看護師のように夜勤が多く生活リズムが乱れているお仕事や、寒い環境で身体の芯が冷えてしまうお仕事、肉体負荷が強すぎるお仕事、また出勤退社を含め、労働時間が長く、夕食や睡眠時間に影響する環境等で働かれている方と妊活とのバランスについてです。
これらの仕事はお金の為ということもありますが、身体への影響がとても大きい為、お金よりも大事な健康を失っている可能性もあるということは頭の片隅に入れておきましょう。
簡単に環境を変えるわけにもいかないと思いますが、赤ちゃんを望む上では仕事を続けることは厳しいかもしれません。
もちろん無理とは言いませんが、身体への負担はもちろん、精神的にも自分との闘うことが多く、心も疲弊してしまいやすいです。
仕事を変えること・辞めることもお金や精神面で身体の負担にはなると思いますが、今の自分だけでなく、赤ちゃんのいる未来を考え、また未来の自分の健康のことも考える長い目で見てどちらの負担が大きいか、考えると良いでしょう。
そうはいっても看護師の様に職場を変えても夜勤で肉体労働も精神疲労も強く昼夜逆転も日常的なお仕事もあります。
こんな時は、漢方薬や鍼灸などの東洋医学的な観点で身体の内側から身体と心への負担を軽減すると良いでしょう。
実際に看護師の方が漢方相談される比率はとても高く、「仕事を辞めず、漢方でフォローする」と割り切ったことで精神的負担は軽く、身体も内面から整えられることで、仕事を辞めるよりも幸せへ近づけている人も多いです。
身体への負担は、仕事を辞めるかどうかだけでないということを頭に入れておきましょう。