妊活の知恵倉庫
妊活をするにあたり、まずすべきことは何だと思いますか?
一般的にはとりあえず自己流でやってみるか、婦人科に受診することがほとんどでしょう。
妊活の始めから、私のところのような子宝漢方相談にまず来られる人はほんの一握りです。
では、どれが正解でしょうか?
私の口からは「漢方!」と言いたいところですが、
どれも正解でどれも間違いでもあります。
妊活するにおいてまず”すべきこと”とは、どこに行くかでなく、
「自分自身を知ること」
から始まると考えています。
例えばですが、自己流でやる場合、基礎体温を測り始める人は多いでしょう。
何となくであったり、自分の状態を知るためであったり、理由は様々ですが、自分の状態を知るために重要な事ではあります。
また、病院やクリニックに行くのはどうでしょうか。
まず、ほとんどの婦人科では月経3日目あたりに血液検査することから始まると思います。
ホルモン値を調べ、そして超音波検診などで内診をすることが多いでしょう。
これらの基礎体温を測ったり、血液検査したり、エコーで身体の中を見ることは、直接妊娠に繋がると思いますか?
答えはNOです。
100回調べても調べるだけでは妊娠できません。
ではなぜ調べるのか?
それは自分の身体のことを知るためです。
また、それは知っておしまい、ではなく、知ることでどうすれば妊娠率が上がるかの傾向と対策を練るためです。
それを行うことで妊娠率が上がり、繰り返すうちに妊娠に辿り着きます。
ですが、今の妊活者の8~9割は、自分の身体のことを自分で知ろうとせず、基本的に受け身です。
検査しても結果がどうかわからず、指示されるがままに薬を飲んだり人工授精したり体外受精している人がほとんどです。
ホルモン不足などの原因が分かっている場合もありますが、異常なしで原因不明の不妊であっても
”とりあえず”他の不妊の人と同じ処置をしていきます。
それを妊活者本人が知らないことは異常のように思いますが、そうでもないようです。
自分だったら自分の状態を知りたい。
知りたいと思っているという人もいますが、まず自分だけしかわからない自分の生理の状態から子供の環境を考えたことはありますか?
私の子宝相談では東洋医学的な身体の分析を基に、漢方をご提案することはもちろんですが、
食事や運動、睡眠、ストレスとの向き合い方を含めた生活の中での改善点も含め、
相談者の鏡となり、自分自身の妊娠に関わる状態を知ってもらうことに尽力しています。
ざっくりな例ですが、血の巡りが悪いから子宮の状態が整っていない場合や、
リンパの巡りが悪く卵胞・卵子の成長に負担がかかっていたり、排卵障害となっていたり、
赤ちゃんを温める身体の働きが落ちているから継続して育てられないなど
これらは現代医学では調べてもわからないものですが、東洋医学的な綿密な問診や脈・舌などを基に可能性を見出すことができます。
それは数千をくだらない臨床経験が元になっているので、一朝一夕では身につくものではありませんが
そういった技術を持っています。
病院ではどんどんステップアップは進んでいくものの実際赤ちゃんに歩んでいっているのか不安になっている人は多いことでしょう。
また、病院での説明不足が当たり前の様にあるので最近は病院で調べた結果を元とした身体の状態はどうかというお話もしています。
そちらは現代医学なので、相談者もより理解しやすく、納得いただけやすいです。
ですが、そちらで問題ないけれど、実際問題として妊娠出来ていない状態がある場合、
やはり東洋医学的な問題が見えてくるとその改善により妊娠へと導くことも多く経験しています。
東洋医学が全て!と言いたいわけではありません。
西洋医学で子を授かっている人もいれば、自力で授かっている人も多くいます。
そんな人たちは初めから困らず出来ている人もいますが、
妊活に苦しむ期間が長かった人もいるのです。
それでも子供を授かれたわけは、自分を見つけることができたからでしょう。
始めに戻りますが、何にしても、上手く妊娠できないと感じたら、
「まず自分を知ること」
婦人科に行き、不妊治療は始まったものの、自分自身で自分の状態が分かっていず
必ずしも漢方薬が必要でない場合もあります。
子宝漢方相談を謳っていますが、漢方だけでなく総合した妊活をサポート致しますので、
”自分を知り、赤ちゃんへの歩みの道を見つける”ためにはぜひご相談ください。