妊活の知恵倉庫
(この記事は約5分で読めます。難解度★★★)
妊娠するためには”
冷え””血流””ホルモン”などが重要と考える人が多いと思います。
もちろんそれらは大事ですが、
①子宮内膜を整えること
②受精卵(精子と卵子)の質を高めること
突き詰めればこの2つだけが重要です。
今回はその中の一つの”子宮内膜”を整えることについてまとめていきます。
子宮内膜とは?
子宮内膜は赤ちゃんを育むための”ベッド”です。
「睡眠は人生の1/3を占めるから、寝具は良いものを」と言われますね。
逆に言うと2/3は関係なく活動している私たちでさえ睡眠環境を整えることは重要ですが、
100%その空間にしかいない胎児にとって、いかに子宮内膜が重要かわかるでしょう。
また、私たちの様に気分で変えられるものではなく、お母さんの体調や積み重ねによりその質は左右されます。
自分の子宮内膜の状態を知る
「子宮内膜(胎児の生活環境)の状態を整えれば良い」
それはそうですが、自分の子宮内膜の状態を知る方法はご存知でしょうか?
エコーで子宮内膜の様子を確認する。
そう思う人もいるかもしれませんが、
エコーで見ているのは、子宮内膜の”厚み”だけで”質”は把握することができません。
また、エコーは病院に行かないと見れないものですが、誰でも簡単に子宮内膜の状態を見る方法があります。
それは”経血”の状態を見ることです。
経血がどうであれば良いのか
子宮内膜は”血”でできています。
身体には筋肉や脂膜など、弾力や柔軟性にとんだ素材は他にもありますが、
なぜ大事な赤ちゃんのベッドを作るものが血なのでしょうか。
それは血が酸素・栄養・ホルモン・体温で満たされており、
着床する時は細胞分裂が活発で成長するために膨大な栄養・酸素・ホルモン・体温が必要になるからです。
つまり、常に良い血が通っていないと赤ちゃんへの影響は大きいということです。
経血の基準は怪我をした時に出る血の状態がベストだと考えてください。
つまり鮮紅色でサラサラしている状態です。
怪我の際の出血も、生理による経血も、出血する直前までは体内にあり、
血液は体内にある限り酸素や体温により明るくサラサラしている状態が当たり前です。
怪我した時にドロッと塊が出てきたり、黒い出血が出る人は居ないでしょう。
ですが、経血は別です。
人によってはレバーのような塊がボロッと出たり、小豆~米粒ほどの血塊がパラパラと見られる人も多いはずです。
また血の色も鮮血とは言えず、少しくすんだ色や、茶色がかっていたり、真っ黒な人もいます。
また、血の質もサラサラとしたものでなく、粘り気が強い人もいるでしょう。
これらは明らかに子宮内膜に酸素や体温が通っていない証拠です。
あなたの場合はどうでしょうか?
鮮血とは程遠い色であったり、塊が見られる、ネバネバした血の質、
または自分の経血のことを考えたことなかったなんて人もいるのではないでしょうか?
子宝相談にのっていると正常な経血な方は1割ほどで、9割の方は正常な経血ではありません。
つまり子宮内膜の状態が整っていないままに不妊治療を続けているのが現状ということです。
逆に言えば、今まで不妊治療していて妊娠できない理由が原因不明とされている方も多くいますが、
子宝相談していただいた後にはほぼ100%の方が経血の変化を感じております。
この経血(子宮内膜)の状態を整えられた分、妊娠する可能性は広がったと考えられます。
しかし、経血の状態がそのままであれば、妊娠できる確率も変わらず、むしろ年齢と共に確率は低下するでしょう。
自分に置き換えて考えよう
赤ちゃんを欲しい!という自分の気持ちだけでなく、あなたのお腹で成長する赤ちゃんのことを自分の身に置き換えて考えてみましょう。
あなたが考えてあげないと、他には誰もあなたの赤ちゃんのことを考える人は居ないのですから(もちろん私も一緒に考えます)。
経血の状態はあなたの体内の子宮内膜の状態を反映しています。
繰り返しますが、子宮内膜は赤ちゃんにとってのベッドです。
フカフカで温かく心地良い状態がベストですが、これが固くなっていたり、寒かったりしても心地よく眠れますか?
自分が寝る時に布団がヒヤッと寒いだけでも入眠障害になる方も多いですが、
ましてやシーツに石や岩(血塊)が転がっていたり、
サラサラで心地よいタオルケットであると良いですが、
粘質で寝返りした時に引っ張られるようなタオルケットであると寝心地は悪くなってしまいます。
私たちはこの状態は単なる寝不足で済みますが、胎児にとってはそのストレス・ダメージは生死を分けることになるのです。
子宮内膜を整える方法については・・・次回へ続く