妊活支援ブログ

2021-08-27 18:45:00
男性不妊 Part2

 

 

 

の続きです。

 

②造精機能障害

①と違い、②は感覚でわかるものでなく、精液を検査しないとわかりません。

 

 

今は自宅で採取して病院に持っていくことで調べることもできるので

忙しくて病院に行けない方は、奥さんの通院の際に持って行ってもらうことで測ってもらうことも可能です。

精液と精子

まず精液精子の違いを書いてなかったですが

精子卵子と出会って受精卵になるために必要な種。

 

 

精液精子と精漿の混合物、つまり精子と一緒に出る液体全部を指します。

 

 

精子の大きさは0.05mmほどです。

 

 

女性の子宮内腔は7cmほど、卵管は10cmほどあるため

自分の身長の3400倍の距離を泳いでいかなければなりません。

 

 

150cm~180cmの人であれば5~6km泳ぐようなものです。

 

 

相当な距離です。

 

 

また女性器は菌などの感染を防ぐため、酸性となっておりますが

精子そのままだと死滅してしまいます。

 

 

つまり精漿は精子に泳ぐ場を与え、そして守る役割があるということです。

 

 

精液検査については具体的な数値はわからないと思うので、大まかな項目を書いていきます。

 

精液量

射精した時に目に見える量そのもので

ティースプーン1杯(1.5~2ml)以上の量が望ましいです。

 

 

人工授精体外受精の場合

精子さえ元気であれば精液量はそれほど関係ありません。

 

 

一方で、自然妊娠を希望される場合は

精子を守り、泳ぐ川として精液の量も重要となってきます。

 

 

濃度と精子数

濃度も重要ですが、ようは総合的な精子量が重要なので

濃度単体よりも、精液量×濃度、つまり精子数が重要となってきます。

 

 

精子数は1億以上は欲しいところです。(WHOでは3900万以上

 

 

1億というと多く感じますが

大体正常な成人男性では毎日1~2億ほど精巣で作られています。

 

 

億単位の精子数は決して多くないのです。

 

 

(直進)運動率と奇形率

精子数は多くても奇形率が高かったり

元気のない精子(運動率↓)が多いと問題ありです。

 

 

上に書いたように自分たちの場合身長比3400倍の5km

しかも気を抜くと襲い掛かる酸の海を泳ぐのです。

 

 

ですので、億いた精子の99%以上

子宮ににたどり着くことも出来ずにリタイアし

卵子周辺に来れる精子は数十個程度となってしまいます。

 

 

そういう卵子と精子の出会いの奇跡を生むためには

元気な精子が1500万個以上は欲しいところです。

 

 

精液量×濃度×運動率/100×(100-奇形率)/100=15、000、000↑です。

 

 

 

この数値以下で精子が少ない状態の乏精子症

全く精子が見られない状態を無精子症といいます。

 

 

~東洋医学的処置例~

 

乏精子症は精子産生機能が低下しています。

 

 

その原因が

腎機能を主体にそれが精神的な問題からきているのか

・胃腸が虚弱なために腎機能を元気にできないのか

・老化からきているのか

・冷え、熱のためか

etc

 

 

このように原因を①性機能不全の時のように考察し

原因から改善していきます。

 

 

性機能不全は性行為に関しての一時的な精神の問題

つまりトラウマなどによるところが多いため肝~腎を意識しますが

継続的な乏精子症は精子産生機能低下が常に起こっている状態なため

心~腎を意識したものが多くなります。

 

 

また先天的であれば腎精補充を何より重要とし、

利用効率を上げるために脾気、つまり胃腸の消化吸収力を上げ

身体や精子に元気と栄養を摂りこむことでも活性化していきます。

 

亜鉛

また脾~腎を強めるものとして現在多用されるものに亜鉛があります。

 

 

精子の質が悪いと調べるとすぐにサプリメントで広告が出てくると思います。

 

 

現代人は栄養過多に見せかけて、バランスが悪いだけで偏った栄養を取っているため

その陰でミネラル不足などを起こしている”栄養過多なのに栄養不足”の状態を生んでいる人が多いです。

 

 

その代表例が亜鉛で、実際亜鉛製剤で精子の状態の改善も見られることも多いです。

 

 

ですが、こちらとしての注意点は亜鉛などのミネラルは一つのものを補充するのでなく

カルシウム、マグネシウム、セレン、鉄などなど

様々なミネラルをあるべきバランスで摂ることが重要と考えます。

 

 

つまり、亜鉛単体よりも亜鉛を含むマルチミネラル

またその中でも自然からの抽出が望ましいです。

 

無精子症

無精子症には

 

・精子は作られているけども道が閉ざされているために、精子が外に出ない閉塞性無精子症

・精子自体が作られていない非閉塞性無精子症

 

の2つのタイプがあります。

 

 

閉塞性無精子症

東洋医学的処置では閉塞性の場合は

気血水の何が閉塞を生んでいるかに合わせ漢方を合わせていきます。

 

 

物理的な閉塞では血・水が基本です。

 

 

また、西洋医学では物質的な詰まりは手術により改善していきます。

 

非閉塞性無精子症

非閉塞性の場合は先天的な場合が多いので腎精を補うことを主体としていきます。

 

 

またおたふく風邪の後遺症である精巣炎が原因であれば

その炎を落ち着かせる漢方薬をお出しします。

 

 

ですが、現実的にはそれらの処方で数が増える可能性はありますが

0~数える程度の数が数万~数億になることはかなり難しいため

少しでも漢方で元気な精子を増やしながら

TESEやMESAという顕微授精を併用する方法をお勧めします。

 

精索静脈瘤

また造精機能障害の他の原因としては精索静脈瘤もあります。

 

 

字のままですが、精巣に静脈溜まりがあり

熱などの悪いものが抜けきらず、精子の質を低くしてしまう症状です。

 

 

誰が見てもわかる血流悪化なので

悪い血を巡らせて除去する駆瘀血剤を中心に漢方をお飲みいただき

精子の質を高めると良いでしょう。

 

 

 

いつも当ブログをお読みいただき

ありがとうございます

 

 

このブログを読んだことが

赤ちゃんとの出逢いへ繋がれば幸いです

 

 

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