妊活支援ブログ

2021-10-28 19:27:00
”不育症”について

(この記事は3分で読めます。専門度★★★★)

”不育症”とは

2回以上流産(薬による堕胎は除く)を経験した方の体質を”不育症”と言います。
つまり何らかの身体の不具合により
妊娠はできるものの成長が途中でストップして流産してしまうのです。
また、”習慣性流産”は細かくは違うものですが
「流産しやすい体質」という意味ではほぼ同義です。
たまに”不育症”という字を見て
「発育・成長が十分でない人」
と勘違いしている人もいるので、注意です。
2度も流産を繰り返してしまうと
もう一度妊娠できたとしても、また流産してしまうのではないかという不安が拭えず
妊活においてのストレスはかなり強いものとなってしまいます。
でも安心してください。
過去には5,6度などの流産を繰り返した方が
こちらにご相談して無事出産された例もあり
不育症の方の出産率を上げることは当薬局は得意です。

不育症の原因

現代医学で分かっている原因には

  • 抗リン脂質抗体陽性
  • 同種免疫異常
  • 甲状腺機能異常
  • 糖代謝異常
  • プロラクチン分泌異常
  • 子宮形態異常
  • 両親の染色体異常
などです。
たくさんあるように感じると思いますが、
現実ではこれらの問題を全てクリアしていても
流産を繰り返してしまう方は多いです。
つまり現代医学では不育症の原因に関しては
あまりわかっていないということです。

漢方でのアプローチ方法

西洋医学では検査値ばかり見て原因を探っていますが
東洋医学では実際の胎内環境や受精卵の状態を読み取って原因を探ります。
つまり
  • 受精卵にダメージをストレスを与えてしまう原因は無いか?
  • 赤ちゃんにとって居心地が悪いと感じる原因は無いか?
を漢方ならではの体質を読み取る技術で行っていきます。
簡単な例では、顔色が青白い場合には
貧血傾向で赤ちゃんに送られる血が不足しており
酸欠や栄養不足を生んで成長がストップしてしまう。
顔色は一例ですが
生理の血の状態、生理前症状、舌の状態、便の状態・・・と
身体の色んな状態を把握して原因を探っていきます。
上にも書いたように、原因を考える上では
『卵子』・『精子』・『子宮内膜』のそれぞれに分けて考えていきます。
卵子・精子・子宮内膜は全て大事な要素ですが
不育症において一番多い原因は”卵子”、および”卵巣環境”にあります。
その次に”子宮内膜”、および”子宮内環境”
そして”精子”の順です。

まずは月経の状態を観察する

経血は赤ちゃんが住む環境そのものといっても過言ではありません。
怪我をした時は鮮やかな血が出てきますが
時間が経つと血は黒ずみ、固まってきます。
これは血のヘモグロビンが酸素を失ったために
色は暗くなり、固まります。
つまり経血の色が暗かったり
レバーのような大きい塊が多く出る場合
体内であるのにも関わらず子宮内が酸欠で血が固まってしまっているということです。
そんなところに着床した場合、
着床して妊娠陽性は得られても赤ちゃんは酸欠で苦しくなり
流産してしまうでしょう。
経血を確認し、整えることは
赤ちゃんの住む環境を作る上でとても重要なことが分かるでしょう。

血行不良といっても

  • 冷えて巡らない
  • ストレスで血管が収縮している
  • 体内に熱が溜まり血の潤い不足により巡りが悪い
  • 運動不足により心臓ポンプや筋肉ポンプの力が弱い
  • 老廃物が除去できていない
  • 貧血で巡るものがない
  • 疲れ切っていて巡る力が出せない
  • リンパの巡りが悪いことが血管にも影響している
  • 姿勢が悪い
  • 運動不足による酸欠
同じ”血行不良”でも
このように色々な原因があります。
漢方には血行を改善する”活血剤”や”駆瘀血剤”なるものが存在し
代表的なものでは『桂枝茯苓丸』というものがありますが
どの血行不良にも良い、というわけではありません。
原因に合わせた血の巡り改善を行わないと
子宮内環境は整っていかないでしょう。
それぞれの原因に合わせた漢方薬については・・・
次回(11月1日月曜日午後にUP予定(でも最近忙しいので延期になるかも・・・滝汗)に続く