妊活の知恵倉庫
(この記事は約4分で読めます。難解度★★★)
あなたは身体に異常を抱えていませんか?
子宮に
結果だけに囚われない
生殖器に関わる疾患の原因
(この記事は約4分で読めます。難解度★★)
効果はあるのか?と思っている人も、
実はその効果を日常的に感じているはずです。
食べたら異様に汗が噴き出るものってありませんか?
想像しただけでも、よだれがドッと出る食べ物
口にするとお腹が痛くなって下痢しちゃうもの
脂っこいものを食べるときに合わせて食べると胃もたれせずスッキリ食べられるもの
香りを嗅ぐだけで心が落ち着くもの
飲んだら飲んだ以上に小便を催すもの
病気を治すほどではないけれど、
日常的に食べ物を食べたことで
感じる身体の変化があることにお気づきでしょうか。
ですが、同じものを口にしても、
そういった症状が出る人もいれば、
全く何も感じない人もいます。
これはその人それぞれが持つ体質と
食べ物の特性がもたらす違いです。
元々暑がりな人に
身体を温める食事を食べると汗をかきますが
冷えている人に同じ温める食事を与えても汗はかきませんが
冷えによって起こっていた諸症状が取れていくことはあるでしょう。
根本は漢方もこれとおんなじなんです。
漢方はそういったこと特性を
より極めて引き出しお飲みいただいているため、
薬という扱いになっているのです。
漢方って本当に効くの?
効果あるの?
と思っている人のほとんどは
病院で漢方を服用した経験があるけど、
「2週間~数ヶ月服用したけれど何が変わったのかわからない」
という人がほとんどのように思います。
特に妊活や婦人科に関しての漢方薬は
そのほとんどが当帰芍薬散・加味逍遙散・桂枝茯苓丸のはずです。
この3つは”女性用3大漢方”と言われ、
冷えやむくみ、貧血、生理痛、妊活、妊娠中なら”当帰芍薬散”
生理前症状(PMS)が強いなら”加味逍遙散”
冷えのぼせ、強い生理痛、頭痛、肩こりなら”桂枝茯苓丸”
と漢方をまったく知らない医師が良く出している3大漢方です。
もちろん、それらにはしっかりとした効果はありますが
体質を考えないで適当に飲んでも
効果は得られないでしょう。
間違っているとは言いませんが、
もっと人間って多種多様で、
3つだけで緩和できるものじゃないんです。
逆に”この3つのどれか1つ”のような風潮すらありますが、
このうちの2つを併用することで改善できる場合もあります。
ようは、そういったものを飲んだけど効果を感じなかった人は、
それが身体に合った漢方じゃなかったというだけです。
漢方の服用により身体の不調や妊娠率が上がることは確かなので、
それらの普及率が上がることは嬉しいことなのですが、
その反面、逆に広く浅い漢方処方をされてしまうと、
効果を感じなかった経験は
本当に身体に必要な漢方との出会いの妨げとなってしまうことが多くなっているようなので悩みどころです。
だからこうしてこんな記事を書いているのですが
漢方の起源
(何より最後の章を伝えたいので、ここがくどいと感じたら”伝えたいこと”まで飛ばしてください)
漢方は元々中国何千年の歴史の中で培われた中医学が日本に渡り、
それを基本として日本独自に発展していった医学です。
その元の中医学は、その口にするものの特性を活かしたら、
身体の異常を治せるんじゃないか?
もしかしたら異常が起こったら治すだけでなく、
異常が起こる前に予防することも出来るんじゃないか?
”冷えたら温める”そんな単純な事を突き詰めていった”集大成”
と言えばカッコ良いですが、そこには裏があります。
中国は昔から人口はとても多い国でしたが、
今よりももっと貧富の格差が大きくありました。
トップの人を守るために
奴隷のような人たちが
犠牲になるのが当たり前で、
特にこの中医学の発展に欠かせないのが、
底辺国民の犠牲、つまり人体実験です。
数千年前は今のように機械での分析はもちろんできず、
解剖などでも清潔に保つことが困難な時代でした。
しかし、中医学を確かなものとするために、
身体の中のことを知らないわけにもいかず
相当な数の人体実験が行われていたと言われています。
それこそ今のコロナの様に
傷寒と言われる感染症も流行りました。
その中で実験的に薬を飲み
どういった効果があるかを数こなすことで
医学へと発展したものが中医学なのです。
今では
「漢方は科学的・理屈的じゃないから信憑性に欠ける」
「エビデンスがないから信憑性に欠ける」
などと言われますが、
残虐性の為に隠されていますが、
実はこれほどに人体実験を経て得たエビデンスがあるものもないほどなんです。
(現代の科学に沿ったものではないですが)
現代に戻りますが、ではなぜそんなエビデンスがしっかりしたものが、
今の妊活者で効果を発揮できないと感じる人が多いのでしょうか。
それは”こういう人にはこれを出す”
という見方や法則がズレた人が扱うことが多いからです。
漢方をろくに勉強しないで
科学的根拠という漢方にそぐわない型にはめて処方する為に
空振りしてしまうのです。
現代医学は不快症状などがあったら、
それにまず病名を付けます。
病名を付けるからそれに対しての薬があり、
それに対してのエビデンスが出来上がっていくわけです。
ですが、漢方の元の中医学は病名ではなく、
症状がまずあったら、
その原因を主訴や主訴以外の症状から探ります。
鼻水が出ているなら、
現代では”花粉症”や”風邪”によるもので、
どちらにしても一時的なアレルギーという
末端症状に合わせて抗アレルギー剤を使います。
それでは症状は治まっても抑えているだけで、
お薬を止めたらまた症状は復活します。
これは治療なのでしょうか?
ですが、中医学は鼻水でも粘り気はどうなのか、
色は黄色なのか透明なのか、
どんな時に出るのか、
お腹に水は溜まってないか・・・
色んなことを考え、鼻水の原因を探ります。
そのため、鼻水症状に対してだけでも、
10種類以上の処方あります。
抗アレルギー剤も10処方以上あると考える人もいますが、
名前や化学構造が少し違うだけで基本的には同部類のものが多いですが
漢方の10処方はそれぞれの中見がまるで違います。
その中でも一番効果を見いだせたものが”小青竜湯”であり、
10人中3人にそれが効いたから
病院での鼻水漢方と言えば9割ほどの可能性で
”小青竜湯”が9処方されるでしょう。
ですがその他の10人中2人は辛夷清肺湯、
1人は葛根湯加川芎辛夷、
1人は荊芥連翹湯、
1人は苓甘姜味辛夏仁湯、
1人は藿香正気湯、
1人は玉屏風散
だったりします。
つまり、統計的にもそのようにタイプが割れるのに、
「漢方の中で鼻水に一番聞いたやつを皆に出そう」となり
鼻水漢方→小青竜湯になってしまっているのです。
それで10人中の7人は
「漢方自体が効かない」となってしまい
漢方が廃れていっているのです。
伝えたいこと
何が言いたいかというと、
”漢方”を飲めばいいんではないのです。
”自分に合った漢方”を見つけて欲しいのです。
妊活においては生理の状態なども大事ですし、
普段からのむくみや冷え、肩こり、頭痛、抜け毛、爪の割れ・・・
書いたらキリがないほど関わる症状はあります。
病院での漢方処方は
あなたの身体のことを知った上で
出しているでしょうか?
”不妊”そのくくりだけで、
自分自身の身体を見つめる機会を逃さないでください。
何も必ずしも漢方を飲めといっているのでなく
不妊治療だけをしている場合、
”自分の身体の見方もわからず、ネット情報に振り回されている”
そんな人が多いので、
もっと自分を知ることで
幸せになれるのではないかなと伝えたいです。
”自分に合った妊活”
”自分に合った漢方”
今一度、考えてみませんか?
(この記事は約7分で読めます。難解度★★)
婦人科に通い、色んな検査をしたけれど原因が分からない。
そんな人はとても多いです。
不妊の原因を知ること
原因を知った時に受けるショックは
とても大きいものでしょう。
お気持ちはとてもよくわかります。
誰しも
「自分の身体が良くない」という結果は
気持ちの良いものではありません。
ですが、考え方を変えると
原因を知ることは
その壁を乗り越えさえすれば
「妊娠に大きな一歩を踏み出せる」
ということでもあります。
例えば、ホルモン値が異常であれば
ホルモン剤でコントロールすることで
妊娠に繋がったり、
卵管の原因を手術で治すことで
妊娠に繋がるなども少なくありません。
原因が無い時
漢方相談において”原因不明”は無い
不妊治療を見つめなおす
(この記事は約7分で読めます。難解度★★★★)

(この記事は約4分で読めます。難解度★★★)
現代医学での流産予防
西洋医学では、赤ちゃんを育む高温期を維持するために黄体ホルモン剤・HCG注射などの使用や、
張りが見られる場合は張り止めのお薬、稀に出血時には止血剤を出すこともあります。
ですが、これらは流産予防とはならず、むしろ止血剤は見た目としての出血が無くなったとしても
体内での血栓が出来やすく、赤ちゃんへの血行不良のリスクも上がる為、むしろ流産リスクが高まるともいわれています。
他に病院で出来ることと言えば絶対安静の為の入院だけであり、
またその対応も切迫流産状態、つまり赤ちゃんがかなり危険な状態になってからの後手の対応しかありません。
「なぜ前もって予防しないのか?」と思うかもしれませんが、
現代医学でベースとされている西洋医学は元々がそういう予防の考えのない医学であり、
それは医療機関だけでなく、世間一般もそういった後手の対応が当たり前になってしまっています。
コロナウイルス一色となった今年も始終「予防予防」とは言いますが、
病院に行ったら医師がかからないようにするわけでなく、自分で自分を守るしかありません。
あくまで西洋医学が動き出すのは”異常事態が起きてから”であり、
西洋医学にとっては、「予防は医学ではない」ようです。
月経痛で悩んでいる方も、痛み止めで誤魔化すことしかせず、
痛みが治まったらどうでもよくなってしまう方が大半でしょう。
月経痛が治まってからも身体のことを考え、
「なぜ痛みが起きていたのか」、「なぜ治まったのか」、「この変化は良いことなのか」などを考え、
これからの月経や自分自身の身体について前もって行動する人はとても少ないのが現実です。
東洋医学と流産
元々が疾患・病気の根治や予防を根本とした考えの東洋医学では、
「病気にならない身体作り」のように
「妊娠しやすい身体作り」や「流産しにくい身体作り」が得意であり、
それは母親の身体だけでなく、産まれてくる子供も元気で健康な身体作りを助けるものとなります。
「遺伝子(染色体)異常がある場合は、流産予防しても仕方ないのでは?」と思う方もいるでしょうが、
染色体異常も酸化ストレスの負荷によって左右されます。
その染色体にダメージを及ぼす酸化ストレスの代表的な原因が”老化”です。
基本的にはその老化は東洋医学では”腎虚”といって腎の衰えと考えますが、
他の臓腑の機能異常や、気・血・水の盈虚通滞、寒熱、陰陽などが酸化ストレスを産み、
生成された卵子や精子の細胞にダメージを与えることで染色体異常となっていると考えています。
それが個人によって理由は異なるため、体質に合わせた漢方薬が必要になるのです。
老化と漢方
老化は妊活に関わらず、誰しもに常について回る問題です。
「漢方は流産予防が得意」と前述しましたが、実はこれにも限界はあり、
漢方を飲んだからといって二十歳の頃の子宮の状態や肌の状態に戻ることは不可能です。
ですが、養生の為に漢方を長年飲んでいる方や、正しい生活習慣を過ごしている方などは
周りの人に比べ若く見え、行動も年齢を感じさせません。
実際に身体や血管、肌年齢は実年齢よりも若い状態であることが多く、
生殖年齢もそういったことに付随して若い状態を保てております。
AMHの低値(卵巣年齢が高齢)などで、実年齢よりも生殖器年齢に負担がかかっている場合は、
今の身体の状態がそういう環境を作ってしまっているということで、
その環境を見直すことで改善出来得る、つまり若返り得るということでもあります。
50歳以上で閉経してしまっているのであれば、それを戻すことはできないでしょう。
どうしても年齢により、尽きてしまったものを復活させられないこともあります。
ですが、30代~40代でも1度は閉経してしまったものの、その原因が身体の準備ができていなかったためである場合に
身体を整えることで月経が再開し、しかも妊娠できた例もあります。
「今やったことに対して今結果が出なければいけない」と思うのであれば漢方は向かないでしょう。
ですが、今やったことが1年後、2年後、3年後の遠くない未来のためを思い、行動できた方は
今よりは確実に笑顔な自分でいられるでしょう。
その笑顔の為に、私は子宝漢方相談に尽力しております。
100%が保証できないからといってやる価値がないと思うかどうかはその人次第でしょう。
なので、無理に勧めることもしませんが、こうしてブログを書いているのは
知らないで後悔するよりも、選択肢として知った上で行動して欲しいと考えているためです。
今までの不妊治療でも100%の保証ということもないように、「世の中にはこれをしたら100%妊娠できる」ということはありません。
そんな世の中でも、自分の選択によって少しでも良い未来に変えられる可能性があるなら、
自分の力で変えていきたいと思いませんか?
きっとそうして得られた幸せはとても大きな幸せとなるでしょう。
漢方で、老化などからの酸化ストレスを過不足なく正常にすることで、
傷のついていない精子・卵子を生み出し
つまりそれが染色体異常を未然に防ぎ、流産率も軽減することに繋がります。
何よりも、自分の行動で誕生するかもしれない命の為に、
そして自分の為に、自分自身の身体見直し、
赤ちゃんが居心地の良い身体作りをしていきましょう。
自分だけでできない、という方はいつでもお手伝いいたします。