妊活の知恵倉庫

2020-11-11 19:40:00

(この記事は約4分で読めます。難解度★★★)

 

あなたは身体に異常を抱えていませんか?

 

子宮に

 

・子宮筋腫
・子宮内膜症
・子宮腺筋症
卵巣に
・多嚢胞性卵巣症候群
・チョコレート嚢胞
・卵巣嚢胞
卵管に
・卵管水腫
・卵管閉塞
・卵管狭窄
子宮頸部に
・子宮頸部異形成
・子宮頸がん
月経においては
・月経不順
・月経困難症
・月経前(後)症候群
生殖器に関わる疾患は
有名なものだけでも
こんなにあります
この中の1つ、子宮筋腫だけ取ってみても
現代では4~5人に1人はいると言われており
月経時も「痛くて当たり前」のように
鎮痛剤の痛み止めのCMを
目にしない日は無いほどです
つまりこれらの疾患が何も無い人の方が
珍しい時代になってきています。
(だからといって異常があることが普通ではないのですが)
なぜ、このような疾患はできるのでしょうか。
こういった疾患ができると
「なぜ自分にだけこんなことが」
と思ってしまいがちですが
ただ、”運が悪い”だけなのでしょうか?

結果だけに囚われない

こういった異常は基本的に
”あるはずのないモノ”
”そこにあってはいけないモノ”
ができてしまう疾患です。
そのモノは、あまりにひどいと
現代医学ではその部位ごと
手術で取り除きますね。
ですが、その影響が薄い限りは
身体に留めておくことも多いでしょう。
手術と言われると大事のように感じますが
どちらにしても
”取る”か”取らない”か
が問題ではなく
異常が起こってしまった結果だけでなく
なぜ異常が起こったのかに目を向けましょう。

生殖器に関わる疾患の原因

上記の疾患は
異物が生殖器に出来ていることが問題です。
身体を駆け巡っているものは
気・血・水・精であり
それらが滞ることで
悪の根源となってしまいます。
例えば
子宮内膜症・多嚢胞性卵巣症候群
子宮内膜は本来子宮表面に
形成されることは普通のことです。
むしろ妊娠する為に必要な働きです。
それが外に上手く排出されず
本来の子宮内以外の場所に
滞留・増殖することで子宮内膜症となってしまいます。
また、多嚢胞性卵巣症候群も
排卵という排出が上手くいかない疾患です。
つまり、どちらも本来排出されるべき巡りが
阻まれるために生じています。
内膜症は”血”
多嚢胞は”水(または気)”
が主に滞るために起こります。
そしてその改善は
血が滞っているなら動かせば良い
というほど単純ではなく、
なぜ血が滞ったのか?
冷えたからなのか?
運動不足からか?
ストレスからか?
事故(打撲)が原因か?
ホルモン剤の連用が原因か?
酒か?
タバコか?
・・・
まだまだまだまだ原因はあります。
原因を見てわかるように
生活習慣を見直さなければならないものも多いですが
ストレスや冷えは色んな対策をしても
環境を変えるのは難しく
改善しない場合も多いです。
そういった時には
どうやって体質改善をすれば良いのか?
それは
必ずしも漢方薬ではないかもしれません
答えを知るにはまず
あなたがあなた自身を見つめ直すことが
大切でしょう
ですが
自分自身を見つめ直すことは
簡単ではありません
例えば自分の髪形や服装は
いくら想像しても
鏡が無ければ把握できません
 
自分自身を見つめ直す
自分の内面を知りたい時にも
やはり鏡で見直すべきです
その鏡が見つからない方は
自分自身を見直す”健康相談”
これがあなたの鏡となり
改めて自分の身体を
見つめ直すことができるでしょう


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しかもその後悔は命の誕生に関わるもので、あなたの人生に関わる後悔となってしまいます。

 

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2020-11-05 19:10:00

(この記事は約4分で読めます。難解度★★)

 

効果はあります。確実に。

効果はあるのか?と思っている人も、

実はその効果を日常的に感じているはずです。

 

 

食べたら異様に汗が噴き出るものってありませんか?

 

 

想像しただけでも、よだれがドッと出る食べ物

 

口にするとお腹が痛くなって下痢しちゃうもの

 

脂っこいものを食べるときに合わせて食べると胃もたれせずスッキリ食べられるもの

 

香りを嗅ぐだけで心が落ち着くもの

 

飲んだら飲んだ以上に小便を催すもの

 

 

病気を治すほどではないけれど、

日常的に食べ物を食べたことで

感じる身体の変化があることにお気づきでしょうか。

 

 

ですが、同じものを口にしても、

そういった症状が出る人もいれば、

全く何も感じない人もいます。

 

 

これはその人それぞれが持つ体質と

食べ物の特性がもたらす違いです。

 

 

元々暑がりな人に

身体を温める食事を食べると汗をかきますが

 

冷えている人に同じ温める食事を与えても汗はかきませんが

冷えによって起こっていた諸症状が取れていくことはあるでしょう。

 

 

根本は漢方もこれとおんなじなんです。

 

 

漢方はそういったこと特性を

より極めて引き出しお飲みいただいているため、

薬という扱いになっているのです。

 

 

漢方って本当に効くの?

効果あるの?

 

と思っている人のほとんどは

病院で漢方を服用した経験があるけど、

「2週間~数ヶ月服用したけれど何が変わったのかわからない」

という人がほとんどのように思います。

 

 

特に妊活や婦人科に関しての漢方薬は

そのほとんどが当帰芍薬散・加味逍遙散・桂枝茯苓丸のはずです。

 

 

この3つは”女性用3大漢方”と言われ、

 

冷えやむくみ、貧血、生理痛、妊活、妊娠中なら”当帰芍薬散”

 

生理前症状(PMS)が強いなら”加味逍遙散”

 

冷えのぼせ、強い生理痛、頭痛、肩こりなら”桂枝茯苓丸”

 

と漢方をまったく知らない医師が良く出している3大漢方です。

 

 

もちろん、それらにはしっかりとした効果はありますが

体質を考えないで適当に飲んでも

効果は得られないでしょう。

 

 

間違っているとは言いませんが、

もっと人間って多種多様で、

3つだけで緩和できるものじゃないんです。

 

 

逆に”この3つのどれか1つ”のような風潮すらありますが、

このうちの2つを併用することで改善できる場合もあります。

 

 

ようは、そういったものを飲んだけど効果を感じなかった人は、

それが身体に合った漢方じゃなかったというだけです。

 

 

漢方の服用により身体の不調や妊娠率が上がることは確かなので、

それらの普及率が上がることは嬉しいことなのですが、

 

 

その反面、逆に広く浅い漢方処方をされてしまうと、

効果を感じなかった経験は

本当に身体に必要な漢方との出会いの妨げとなってしまうことが多くなっているようなので悩みどころです。

 

だからこうしてこんな記事を書いているのですが滝汗

 

漢方の起源

(何より最後の章を伝えたいので、ここがくどいと感じたら”伝えたいこと”まで飛ばしてください)

 

漢方は元々中国何千年の歴史の中で培われた中医学が日本に渡り、

それを基本として日本独自に発展していった医学です。

 

 

その元の中医学は、その口にするものの特性を活かしたら、

身体の異常を治せるんじゃないか?

 

 

もしかしたら異常が起こったら治すだけでなく、

異常が起こる前に予防することも出来るんじゃないか?

 

 

”冷えたら温める”そんな単純な事を突き詰めていった”集大成”

と言えばカッコ良いですが、そこには裏があります。

 

 

中国は昔から人口はとても多い国でしたが、

今よりももっと貧富の格差が大きくありました。

 

トップの人を守るために

奴隷のような人たちが

犠牲になるのが当たり前で、

 

 

特にこの中医学の発展に欠かせないのが、

底辺国民の犠牲、つまり人体実験です。

 

 

数千年前は今のように機械での分析はもちろんできず、

解剖などでも清潔に保つことが困難な時代でした。

 

 

しかし、中医学を確かなものとするために、

身体の中のことを知らないわけにもいかず

相当な数の人体実験が行われていたと言われています。

 

 

それこそ今のコロナの様に

傷寒と言われる感染症も流行りました。

 

 

その中で実験的に薬を飲み

どういった効果があるかを数こなすことで

医学へと発展したものが中医学なのです。

 

 

今では

「漢方は科学的・理屈的じゃないから信憑性に欠ける」

「エビデンスがないから信憑性に欠ける」

などと言われますが、

 

 

残虐性の為に隠されていますが、

実はこれほどに人体実験を経て得たエビデンスがあるものもないほどなんです。

(現代の科学に沿ったものではないですが)

 

 

現代に戻りますが、ではなぜそんなエビデンスがしっかりしたものが、

今の妊活者で効果を発揮できないと感じる人が多いのでしょうか。

 

 

それは”こういう人にはこれを出す”

という見方や法則がズレた人が扱うことが多いからです。

 

 

漢方をろくに勉強しないで

科学的根拠という漢方にそぐわない型にはめて処方する為に

空振りしてしまうのです。

 

 

現代医学は不快症状などがあったら、

それにまず病名を付けます。

 

 

病名を付けるからそれに対しての薬があり、

それに対してのエビデンスが出来上がっていくわけです。

 

 

ですが、漢方の元の中医学は病名ではなく、

症状がまずあったら、

その原因を主訴や主訴以外の症状から探ります。

 

 

鼻水が出ているなら、

現代では”花粉症”や”風邪”によるもので、

どちらにしても一時的なアレルギーという

末端症状に合わせて抗アレルギー剤を使います。

 

 

それでは症状は治まっても抑えているだけで、

お薬を止めたらまた症状は復活します。

これは治療なのでしょうか?

 

 

ですが、中医学は鼻水でも粘り気はどうなのか、

色は黄色なのか透明なのか、

どんな時に出るのか、

お腹に水は溜まってないか・・・

 

 

色んなことを考え、鼻水の原因を探ります。

 

そのため、鼻水症状に対してだけでも、

10種類以上の処方あります。

 

 

抗アレルギー剤も10処方以上あると考える人もいますが、

名前や化学構造が少し違うだけで基本的には同部類のものが多いですが

漢方の10処方はそれぞれの中見がまるで違います。

 

 

その中でも一番効果を見いだせたものが”小青竜湯”であり、

10人中3人にそれが効いたから

病院での鼻水漢方と言えば9割ほどの可能性で

”小青竜湯”が9処方されるでしょう。

 

 

ですがその他の10人中2人は辛夷清肺湯、

1人は葛根湯加川芎辛夷、

1人は荊芥連翹湯、

1人は苓甘姜味辛夏仁湯、

1人は藿香正気湯、

1人は玉屏風散

だったりします。

 

 

つまり、統計的にもそのようにタイプが割れるのに、

「漢方の中で鼻水に一番聞いたやつを皆に出そう」となり

鼻水漢方→小青竜湯になってしまっているのです。

 

 

それで10人中の7人は

「漢方自体が効かない」となってしまい

漢方が廃れていっているのです。

伝えたいこと

何が言いたいかというと、

”漢方”を飲めばいいんではないのです。

 

 

”自分に合った漢方”を見つけて欲しいのです。

 

 

妊活においては生理の状態なども大事ですし、

普段からのむくみや冷え、肩こり、頭痛、抜け毛、爪の割れ・・・

書いたらキリがないほど関わる症状はあります。

 

 

病院での漢方処方は

あなたの身体のことを知った上で

出しているでしょうか?

 

 

”不妊”そのくくりだけで、

自分自身の身体を見つめる機会を逃さないでください。

 

何も必ずしも漢方を飲めといっているのでなく

不妊治療だけをしている場合、

”自分の身体の見方もわからず、ネット情報に振り回されている”

 

 

そんな人が多いので、

もっと自分を知ることで

幸せになれるのではないかなと伝えたいです。

 

 

”自分に合った妊活”

 

”自分に合った漢方”

 

今一度、考えてみませんか?


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2020-10-30 19:30:00

(この記事は約7分で読めます。難解度★★)

 

婦人科に通い、色んな検査をしたけれど原因が分からない。

そんな人はとても多いです。

不妊の原因を知ること

原因を知った時に受けるショックは

とても大きいものでしょう。

 

 

お気持ちはとてもよくわかります。

 

 

誰しも

「自分の身体が良くない」という結果は

気持ちの良いものではありません。

 

 

ですが、考え方を変えると

 

 

原因を知ることは

その壁を乗り越えさえすれば

「妊娠に大きな一歩を踏み出せる」

ということでもあります。

 

 

例えば、ホルモン値が異常であれば

ホルモン剤でコントロールすることで

妊娠に繋がったり、

 

 

卵管の原因を手術で治すことで

妊娠に繋がるなども少なくありません。

原因が無い時

検査をして
「不妊の原因が見つからない」
普通に考えればこれは良いことです。
が、その後
いくら妊活を頑張っても
”妊娠できない”
こうなって初めて
「原因不明の不妊症」
がやってきます。
原因がわかる時のショックは
白黒しっかりしています。
結果を受け止めることに
時間がかかる場合ももちろんありますが。
ですが、「原因不明の不妊症」は
なんとなく妊娠できない期間が過ぎている内に
自分の心の中に芽生える”不安”です。
気が付いた時には
”時間”も”心”も消耗しているでしょう。
婦人科としても
原因が無いということは
アプローチする方法が何も無いということでもあります。
そういう場合も
基本はマニュアルで
ホルモン剤を使用することが一般的ですが
ホルモンに問題がないことで
問題解決にならず
時には卵巣に負荷をかけてしまい
妊娠力が低下することもあります。

漢方相談において”原因不明”は無い

婦人科で「原因不明」と言われた人も
東洋医学的に見ると
たくさんの改善点が見つけられる場合があります。
例えば
現代医学ではまず血液検査をしますね。
ホルモンの状態を知るなど、
血の成分を分析し、
改善を目指すことはもちろん必要なことです。
血液成分が良かったら
血において問題なし。
現代医学ではそうでしょう。
しかし、東洋医学では
いくら注射器で採った血の成分が良くても
その血が生殖器に流れないと意味をなさないと考えます。
また、成分が良くても
血量自体が少なければ
身体や生殖器を満たすことはできません。
これが東洋医学での
『血虚』や『血滞』、『血瘀(瘀血)』などですね。
繰り返しになりますが
血液検査で問題が無くても
血虚・血滞・血瘀などがあり
それらが妊娠を妨げており
改善することで妊娠率を上げられるというわけです。

不妊治療を見つめなおす

不妊治療
赤ちゃんを育める身体への治療
のはずです。
ですが
血液検査は腕の血を採って調べますが
妊娠において重要な子宮内膜の血の状態はあまり気にしません。
調べるとしても
子宮内膜の厚さくらいで
内膜炎などは特別な検査をした人しかわかりません。
病院で経血の状態を聞かれたことはありますか?
血の塊の有無、色、質などを気にされる医師は
どれほどいるでしょうか?
病院の薬を飲んで
経血が綺麗になったことはありますか?
赤ちゃんを育む環境づくりをしているはずなのに
赤ちゃんが育つ子宮内膜環境をである経血の状態を
知らないでおくのは不思議でなりません。
東洋医学の子宝相談においては
欠かせない情報です。
少なくとも
私の子宝相談においては
経血の問診は欠かせません。
もちろん
子宮内膜と同じくらい重要な
赤ちゃんの卵である”卵子”の状態を知ることも大事です。
これは体外受精でもしていれば
現代医学でもわかるところですが
多大な費用がかかるのはご存じのとおりです。
東洋医学では質こそ計ることはできませんが
気・血・水・精の盈虚の状態を知ることで
その人の持つ最大限の質へ
卵子の質を高めることは可能です。
東洋医学的にみると
現代医学の検査には表れない
気・血・水・精の異常や
腎を軸とする五臓の異常は確実に見られます。
つまり、
東洋医学的に見て”原因不明の不妊”はありません。
どんな状態であれ、
原因はわかるしアプローチする方法は必ず存在します。
それは絶対に妊娠できる方法ではなく
確実に妊娠力を上げる方法にはなりますが
妊活において一生の後悔を生まないために
新しい命を育むためにできる
大きな一歩となるでしょう。


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2020-10-27 17:00:00

(この記事は約7分で読めます。難解度★★★★)

〔Yさんの不妊治療歴〕
結婚は8年前(35歳)で子作りを4年するも1度の妊娠もなく、婦人科に通いだす。

婦人科の不妊治療歴は4年目に入り、タイミング療法4ヶ月、人工授精4回(休みも入れ6ヶ月)、

体外受精を3回、顕微授精を2回(体外と顕微で休憩なども含め2年8ヶ月)で妊娠陽性なし。

ロング法→ショート法→アンタゴニスト法を試す中では一番はアンタゴニストの結果が良い。

といってもロング法は5個採卵も変性や未熟、また受精障害と成長不良により胚盤胞0

ショート法は8~10個育つも同様に胚盤胞に成長しても質が悪く移殖できず

アンタゴニスト法が5個育ち胚盤胞が2つ育つもどちらも質が悪く移殖には一度も至っていない状態。

マイルド法や自然周期療法による採卵はしていない。

AMHはほぼ1.0あり、低くはあるが、43歳でもまだまだ卵巣機能はある。

子宮内膜症・多嚢胞性卵巣症候群・子宮筋腫などなし。
〔病院で指摘されている要因〕

高プロラクチン血症だが、カバサールでコントロールできている。

他、ホルモン値、卵管・子宮・卵巣に異常なく、年齢の問題以外は指摘されていない。

不妊治療に際してホルモン剤などを多用するも、OHSSなどの副作用は出ず、

月経周期にも乱れは生じない。

夫は48歳で運動率が低い為、精子無力症との診断されている。
〔月経の状態〕

月経周期は10代の頃~不妊治療中も30日で乱れ無し。

出血量はやや40代になり、不妊治療を進めていく中で少なくなってきている。

血の色は基本的には鮮血で最後だけやや暗いくなる程度。

血塊は小豆大のものが1周期に3~4個出る(暗色)。

血の質はサラサラ>粘性。

月経前症状は少し胸が張ることと、食欲が少し増す程度で、他の月経前の予兆なし。

月経中は少し便が出にくくなりコロコロ便になる。生理が終わると通常便に戻る。

また月経痛は臍下が重たく感じる程度で鎮痛剤の使用は無く、生活に支障はない。

むしろ腰が痛くなり、月経中は下腹部痛<腰痛。腰痛も我慢はできる程度の痛み。

排卵周辺にノビオリが増えるが、その周辺に陰部に痒みが生じる。

基礎体温は高温期がやや短めだが、高温期の体温が37度を超えることもあり、低温期は36.6~7度付近と高め。
〔当店での所見〕

声が小さい(宗(肺)気不足)。

相談中も身体を丸めていて元気がない(気虚)

顔色は白い(気血両虚)

頭皮がやや薄く、髪質は乾燥している(腎虚&血虚)

本人も抜け毛を気にしている。(腎虚&血虚)

冷えは腰周りと足先が強い(腎陽虚or寒湿停着肌肉)。

末端は冷えているが、手のひらや足の裏は火照りを感じることもある(血滞or血瘀)

冬は手がアカギレになり、染みる(血滞・血瘀・内寒)
寝汗は気温が暑い日だけかく(通常or気陰両虚)

外気が暑い時に冷房下に移動すると頭痛が出やすい(血滞or血瘀or寒邪内伏)。

1日の水分量は500ml程度で喉は乾かない。

脈:左右共に沈で脈力が無く4分ほどの力。脈速も遅い。質は軟。

舌:暗紅色で委縮傾向。

苔:ジ苔ほどいかないが、やや厚めで全体広がっている。一部剥がれが見られる。

裏:静脈怒張は見られるが、太さやハリは弱い。舌裏自体が暗色が強い。
〔分析と処方〕

不妊治療では加齢しか問題はなく、むしろ夫の精子に問題があるので顕微授精での対応となっている。

こちらの所見では頭皮や肌質からも加齢(腎虚)の影響は大きいように見え

それも冷えもあれば火照りなどもあり、基礎体温も高温期が37℃付近で高めなども考慮すると

腎虚は腎の陰陽両虚であるため、

子羊袋(馬・豚より効果的な胎盤+より腎虚を補える亀鹿二仙膠をベースとした漢方薬)は必須。

また、舌の暗紅の様子と顔色が白いなどからは寒邪と血虚血瘀が混在している状態が伺えるためそれを温経湯で、

また元々の体質や性格でもあると思われるが、覇気のなさや声の弱さ、脈の弱さからも根本は気虚が絡んでいることから補中益気湯を考える。

始めは補腎の子羊袋は少なめで、気・血・津液の盈虚を整えることで子羊袋が有効に使える身体作りを優先していく。

もちろん気・血・津液の盈虚が整ったらその調整は必要最低限で良くなり、

腎を強める方向性で直接生殖力を強くしていく考え。
〔経過~妊娠〕

漢方を飲み始めて1回目の月経

経血が少し明るくなり、塊は気持ち小さくなり、数も2個で少な目になる。

血の質は元々サラサラ>粘性だったが、よりサラサラになった気がするとのこと。

血の量は1~3日目に多くなり、4日目以降でグッと減るようになる。

生理痛は元々少し重いくらいだったので、あまり変わらない。

生理前~生理中の腰の痛みは軽くなる。

生理時の寒気が緩和する。
基礎体温は以前高温期で37℃を超えたり、低温期にも36.7℃を超えるなどで高め。

温経湯~補中益気湯≧子羊袋で続けて気血の盈虚を整ることを続ける。
~4ヶ月目

徐々に経血内の塊が小さくなり、3~4ヶ月目で塊はほとんど出なくなる。

血の色も鮮血が中心になる。

生理中の重痛は全く無くなり、腰の痛みやダルさも出なくなる。

基礎体温は以前よりは37℃を超えるなどは減ってきたが、以前やや高め。

子羊袋をそのままに、亀齢寿を足して補腎陰により卵子の成長をよりアシストしていく。

ベースで気虚体質は抱えているので、補中益気湯はそのままで良いが

散寒~駆瘀血は動いて必要性が薄れているので、温経湯→婦人宝へ移行する。
~5ヶ月目

基礎体温のやや体温高めが緩和する。

そこでいよいよ、顕微授精を再開する。

年齢のことがあり、顕微授精などに焦りを抱えてはいたが、

漢方相談前の体外受精・顕微授精において、焦って回数をこなしても結果移殖できる受精卵まで育たなかった事実を受け止め、

それを繰り返すことがもっと卵巣を傷めつけ、悪循環になり、卵巣が老化してしまうとお話し、納得したことで

カラダ準備ができてからの採卵へと移行する。

Drの考えではYさんの過去の採卵状況からはアンタゴニスト法が良いとの判断なので、

マイルド法でもいいのではと思ったが、アンタゴニスト法で採卵。

5個成長し、4つ採れ、2つ移殖可能な質のままに凍結できた。

漢方服用前は移殖可能な状態まで育たなかったが、今回は凍結まで育ち、

しかも1度に2個取れたことに、身体作りの大切さを感じてくれた。
しかし、1周期空け、移殖するが、着床には至らず。

まだ1つの凍結卵は残っているが、年齢を考えると、状態が整っている状況では

採れる時に採った方が良い考えもあることを伝えるとそれに同意し、次は採卵。

より質の良い受精卵が凍結でき、次周期に移殖で着床!

しかし、それも稽留流産となってしまうが、原因は染色体異常。

染色体異常が番号までわかる検査をしており、英語で書いていたが、なにやら”てんかん”などに関わる染色体異常とのことでの流産であったため、

本人には”内風”症状は無かったものの、卵子環境にはあり得るのかと考え、熄風薬を加味して再度採卵。

質は前回と同じだが、染色体異常へも配慮し、移殖すると着床!また1回目の妊娠時の初期流産期間は乗り越えている状態で今も妊娠継続中ニコ
〔まとめ〕

35歳以上は高齢出産とされ、特に40歳以上では妊娠率の低下と流産率の急上昇が見られ、

妊娠も難しければ妊娠継続も難しいのが現実です。

Yさんは、体外受精・顕微授精にまでいっていても、採卵しても卵が育たないで移殖すらできずに

お金と時間と体力と心を削っていました。

ですが、そんな人は少なくないのが現実です。

この中でも時間やお金はとても大事なのですが、

使い方によってはとても効果率を上げられるものでもあります。

最先端の技術に頼ってしまうと、東洋医学とういう古典的な身体作りを疎かにしてしまいがちですが、

最先端の技術をするからこそ、現代医学で上手くいかないところを乗り越える身体作りが必要になるわけです。

残念ながら、東洋医学で身体作りした皆が報われるわけではないですが、

体外受精・顕微授精だけをしていた人よりも、漢方薬による身体作りをした方の方がより新しい命に恵まれていることも事実です。
今回の例は、採卵しても移殖できないという現実があったため、一度立ち止まり、身体作りする意思を持ってくれましたが、

仮に質は悪くても移殖できる人であった場合、移殖は出来ているだけに、身体作りよりも移殖回数を増やすことに時間とお金を費やし、

数を増やすことで可能性を広げる方に考えがちです。

ですが、移殖できるかどうかに関わらず、結局は妊娠して出産出来るまでの質の良く、染色体異常のない卵子を得られるかどうかが鍵です。

回数をこなすことで、卵子の質を下げ、染色体異常率も上げてしまう現実も知り、

身体作りの大切さを理解することで恵まれる命もあると、

頭の片隅にでも入れておくことは、きっと幸せに繋がるでしょう。


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2020-10-19 19:35:00
流産予防のために出来ること

(この記事は約4分で読めます。難解度★★★)

現代医学での流産予防

西洋医学では、赤ちゃんを育む高温期を維持するために黄体ホルモン剤・HCG注射などの使用や、

 

張りが見られる場合は張り止めのお薬、稀に出血時には止血剤を出すこともあります。

ですが、これらは流産予防とはならず、むしろ止血剤は見た目としての出血が無くなったとしても

 

体内での血栓が出来やすく、赤ちゃんへの血行不良のリスクも上がる為、むしろ流産リスクが高まるともいわれています。

 

他に病院で出来ることと言えば絶対安静の為の入院だけであり、

 

またその対応も切迫流産状態、つまり赤ちゃんがかなり危険な状態になってからの後手の対応しかありません。

 

「なぜ前もって予防しないのか?」と思うかもしれませんが、

 

現代医学でベースとされている西洋医学は元々がそういう予防の考えのない医学であり、

 

それは医療機関だけでなく、世間一般もそういった後手の対応が当たり前になってしまっています。

 

コロナウイルス一色となった今年も始終「予防予防」とは言いますが、

 

病院に行ったら医師がかからないようにするわけでなく、自分で自分を守るしかありません

あくまで西洋医学が動き出すのは”異常事態が起きてから”であり、

 

西洋医学にとっては、「予防は医学ではない」ようです。

 

月経痛で悩んでいる方も、痛み止めで誤魔化すことしかせず、

 

痛みが治まったらどうでもよくなってしまう方が大半でしょう。

 

月経痛が治まってからも身体のことを考え、

 

「なぜ痛みが起きていたのか」、「なぜ治まったのか」、「この変化は良いことなのか」などを考え、

 

これからの月経や自分自身の身体について前もって行動する人はとても少ないのが現実です。

 

東洋医学と流産

元々が疾患・病気の根治や予防を根本とした考えの東洋医学では、

 

「病気にならない身体作り」のように

 

「妊娠しやすい身体作り」「流産しにくい身体作り」が得意であり、

 

それは母親の身体だけでなく、産まれてくる子供も元気で健康な身体作りを助けるものとなります

 

「遺伝子(染色体)異常がある場合は、流産予防しても仕方ないのでは?」と思う方もいるでしょうが、

 

染色体異常も酸化ストレスの負荷によって左右されます。

 

その染色体にダメージを及ぼす酸化ストレスの代表的な原因が”老化”です。

 

基本的にはその老化は東洋医学では”腎虚”といって腎の衰えと考えますが、

 

他の臓腑の機能異常や、気・血・水の盈虚通滞、寒熱、陰陽などが酸化ストレスを産み、

 

生成された卵子や精子の細胞にダメージを与えることで染色体異常となっていると考えています。

 

それが個人によって理由は異なるため、体質に合わせた漢方薬が必要になるのです。

 

老化と漢方

老化は妊活に関わらず、誰しもに常について回る問題です。

漢方は流産予防が得意」と前述しましたが、実はこれにも限界はあり、

 

漢方を飲んだからといって二十歳の頃の子宮の状態や肌の状態に戻ることは不可能です。

 

ですが、養生の為に漢方を長年飲んでいる方や、正しい生活習慣を過ごしている方などは

 

周りの人に比べ若く見え、行動も年齢を感じさせません。

 

実際に身体や血管、肌年齢は実年齢よりも若い状態であることが多く

 

生殖年齢もそういったことに付随して若い状態を保てております。

 

AMHの低値(卵巣年齢が高齢)などで、実年齢よりも生殖器年齢に負担がかかっている場合は、

 

今の身体の状態がそういう環境を作ってしまっているということで、

 

その環境を見直すことで改善出来得る、つまり若返り得るということでもあります。

50歳以上で閉経してしまっているのであれば、それを戻すことはできないでしょう。

 

どうしても年齢により、尽きてしまったものを復活させられないこともあります。

 

ですが、30代~40代でも1度は閉経してしまったものの、その原因が身体の準備ができていなかったためである場合に

 

身体を整えることで月経が再開し、しかも妊娠できた例もあります。

 

「今やったことに対して今結果が出なければいけない」と思うのであれば漢方は向かないでしょう。

 

ですが、今やったことが1年後、2年後、3年後の遠くない未来のためを思い、行動できた方は

 

今よりは確実に笑顔な自分でいられるでしょう。

 

その笑顔の為に、私は子宝漢方相談に尽力しております。

100%が保証できないからといってやる価値がないと思うかどうかはその人次第でしょう。

 

なので、無理に勧めることもしませんが、こうしてブログを書いているのは

 

知らないで後悔するよりも、選択肢として知った上で行動して欲しいと考えているためです。

 

今までの不妊治療でも100%の保証ということもないように、「世の中にはこれをしたら100%妊娠できる」ということはありません。

 

そんな世の中でも、自分の選択によって少しでも良い未来に変えられる可能性があるなら、

 

自分の力で変えていきたいと思いませんか?

 

きっとそうして得られた幸せはとても大きな幸せとなるでしょう。

漢方で、老化などからの酸化ストレスを過不足なく正常にすることで、

 

傷のついていない精子・卵子を生み出し

 

つまりそれが染色体異常を未然に防ぎ、流産率も軽減することに繋がります。

 

何よりも、自分の行動で誕生するかもしれない命の為に、

 

そして自分の為に、自分自身の身体見直し、

 

赤ちゃんが居心地の良い身体作りをしていきましょう。

 

自分だけでできない、という方はいつでもお手伝いいたします。


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