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平成堂薬局

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低用量ピルの”ウソ”・”ホント”

2022年06月07日

個人的に昨今のピルの使い方にとても危険を感じています。

なので今回はピルについてまとめていきます。

低用量ピル

 TODAY'S
 今日のポイント

  低用量ピルとは

低用量ピルとは?

低用量ピルは

などの効果のあるお薬です。

ガンや筋腫、内膜症にも使われるということで

とても良いお薬に思われるかもしれません。

私もそれらの治療に使用する面においては否定的ではありません。

笑顔の女性

  生理の不調に安易に使っていいのか?

本来、健康であれば生理痛や生理前症状に苦しむことはありません。

しかし、生活習慣の乱れなどで生理痛は当たり前、

そして生理前症状もどんどん強くなっているのが現代人です。

そういった悩みが増えたことで

医師がピルを推奨することすらよく目にするようになっています

生理痛が強いなら、痛み止めじゃなくてピルを飲もう!

生理不順は、ピルを飲んで整えよう!

生理前症状(精神不安・肌荒れ・頭痛etc)もピルで解決!

ピルは避妊薬ではなく、卵巣・子宮に良い薬!

こういう触れ込みは本当に良くありません。

生理痛が当たり前になってしまったことも良くないですが

安易にピルを飲んでも良いという傾向は一層の不妊大国日本の未来に繋がるでしょう。

不妊大国日本

  低用量ピルの副作用

ピルの副作用には「不正出血」「吐き気」「頭痛」「めまい」などがありますが

これらはまだ不調を感じるだけ怖くありません。

本当のピルの怖さは

数ヶ月~数年という長い間の服用が

ピル服用を止めてからの卵巣の働きを著しく低下させてしまいます。

(一周期だけ生理を早める・遅らせるなどの一時的な服用ならあまり影響はありません)

つまり、結婚して妊娠したくなってピルの服用を止めた時には

妊娠しにくいカラダになってしまっているということです。

赤ちゃんを授かれず落ち込む女性

  医師の言い分

「ピルを飲んでも不妊にはならない」という医師もいます。

しかし、現実漢方薬局にはピルを飲んだことがキッカケで排卵不順になり

自発的な生理が来ず、漢方相談に至る方がとても多いです。

当薬局では漢方相談し始めの頃は10人に1人ほどでしたが

ここ最近は2,3人に1人ほどの割合でピル服用歴が長い方からの相談となっているくらいです。

ピルを出している時は良くても、アフターケアというか

責任をもって妊娠まで導いている医師のどれだけ少ないことか。

ピルを出すだけ出して、不妊治療は別でというところがとても多いです。

不妊治療するとしても今までは低用量ピルだったのに対し

今度は真逆の高用量ホルモンを使っていくことになるのです・・・

不妊治療で薬漬け

  ピルの作用機序から考える

ピルの作用機序は”低用量”ピルと言われるように

エストロゲン(女性ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)

この2つのホルモンが”低用量”入っています。

低温期ではプロゲステロンはほぼゼロに近い値なのですが

低用量とはいえ一定以上のプロゲステロンがある場合には

これ以上のホルモンは必要ないと判断し、脳からホルモンが分泌されなくなります。

一方で、卵巣や子宮にとっては働くほどのホルモン量でもないため

脳&卵巣・子宮の生殖全体機能が止まるという仕組みです。

子宮体ガンや卵巣がん、筋腫、内膜症は

本来赤ちゃんを成長させるこれらのホルモンにより増殖する為

生殖機能を停止することを逆手にとって、治療や予防に使用されているわけです。

生理痛や生理周辺症状が緩和する理由は

出血こそあるものの、それは本来の生理による出血ではないため

本来の生理時の苦痛は感じないというわけです。

疑問を感じる女性

  本当の生理ではないとは?

そもそも生理は何のためにあるのでしょうか?

妊娠する為です。

妊娠する為ですが、妊娠できなかった時に次に赤ちゃんが育む環境を整えるために起こる出血が

”本当の生理”です。

ピルは避妊にも使用されるように

卵子の成長と排卵は止め、さらに子宮内膜の成長も抑えてしまいます。

つまり、出血こそ起こりますが、ホルモン変動も無ければ

排卵もせず、内膜も成長しない、つまり本来の生理ではないのです。

ピルの作用により、子宮に血が溜め、それを排出しているだけです。

生理の出血

  生理不順にピル

まだ他の不調症状ならわからなくもないですが

生理不順にピルを使う意味が全く分かりません。

生理の日数のズレを整えたいのに

”本来の生理機能を止めるピル”を飲むのは本末転倒だと思いませんか?

確かにピルを飲んでる限りは

ほぼ28日周期で生理のような血は出ますが

それは本来の生理ではないので止めるともちろん再度生理不順になります。

一時的な生理不順が整う場合もありますが

それはピルに関係なくストレスなどの一時的な要因がなくなるために自然に整っているだけです。

生理っぽい出血が来ることを生理不順の治療ということは

モナリザの絵のコピーを本物と言っているようなものです。

偽モナリザ

  卵巣は働きすぎず、怠けすぎずが良い

疑似的とは言え子宮はまだ血が溜まりそして排血していますが

卵巣は卵子が作られず、排卵もストップします。

これがいけません。

本来の働きが薬で強制的にOFFになってしまうと

ホルモン剤で無理矢理働かせたことと逆で怠けてしまいます。

ブラック企業の真逆で、ニート生活をしている状態というわけです。

少しの休憩期間だけであれば問題ないのですが

それが何ヶ月~何年もとなると

急にピルを止めて「はい!妊活!!」となっても

本来の働きを失ってしまっていることは想像できるでしょうか。

怠け者

  ピルが悪いわけじゃない

自分のホルモンが悪さをしている場合

それを抑えられるというのは凄い薬だと思います。

だからこそ、安易に使ってはいけないと伝えたいです。

しかもピルって、専門家の医師が勧めて始めたケースが多いはずです。

(ネット情報で安易に買う人もいるようですが、これはもっとダメです!)

ピルを飲んだことが合ってこちらに相談に来られる人のほとんどは

「え?医師に勧められて飲んでいたのに、良くなかったんですか・・・?」

という人ばかり。

本当に心苦しいです。

そんな苦しみをこれ以上生まない為に

未来の日本の出生率が上がるように

私はピルの安易な使用に断固反対です。