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【基礎体温】ギザギザタイプの体質と改善法

2022年07月15日

基礎体温ギザギザ

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 今日のポイント

ギザギザな基礎体温の方は元々ストレスを感じやすい体質or妊活がストレスになっている

・体質別でギザギザタイプが一番多い

・肝(自律神経をコントロール)を強める漢方薬を使用することでホルモンを安定させる

②基礎体温の波が激しいタイプ

子宝相談を受けている中で一番多いタイプです。

上下に波が激しいというのは具体的には、1日毎に0.2℃以上の上がり下がりを繰り返すことを指します。

基礎体温ギザギザ

波状になる原因

このタイプは気・血・水での”気”の問題があります。

気って何?という人もいると思いますが、「気分」や「気持ち」と書くように、精神的負担が身体に出やすいタイプということです。

気分が変わりやすいと、なぜ基礎体温が波打つのでしょうか?

それは気分が変わりやすいということは、自律神経が不安定な体質ということです。

自律神経が不安定だと、交感神経が興奮しやすかったり急に眠気が強く出たりしやすく、その影響はホルモンバランスにも表れます。

月経周期に伴う女性ホルモンのグラフ

つまり気分の変動が激しいとそれに合わせホルモンが過剰に分泌されたり、逆に十分に分泌されなくなるなど、ホルモンバランスの乱れを生みます。

このホルモン分泌の増減の波が、基礎体温に表れるわけです。

例えばイライラした時に赤ら顔になったり、コメカミの血管が浮き出たり、ショックを受けた時に顔面蒼白になりますよね。

赤ら顔になったりするのは充血によるもので、逆に蒼白顔になるのは血が顔から引いてしまうために起こります。

つまり気分のムラは”気”だけでなく、”血(血流)”の問題にも波及するということです。

子宮と血

血流循環とホルモンバランスが安定しないことで、体温自体も不安定に波状になってしまうのです。

解決法

気分のムラ(自律神経の乱れ)が原因なので、気持ちの波を落ち着かせることでホルモンも安定&血流も改善し、妊娠力が高まります。

そうはいっても、気分のムラが激しい人はそのコントロールが出来ないから乱れてしまうのですね。

「落ち着いて」と言われて簡単に落ち着けるならパニックになる人はいないでしょう。

気持ちをコントロールするということはすごく難しいことなのです。

そんなコントロールの難しい自律神経を安定させる大事な習慣は”呼吸”です。

深呼吸

頭で考えるだけで血流を早くしたり遅くしたり調整はできないですが、全速力で走ると鼓動が早くなり、身体をなるべくリラックスさせると脈拍はゆっくりになりますね。

これに大きく関わっているのも”呼吸”。

呼吸が乱れると”気”が乱れ、逆に”気”を落ち着かせるにはまず呼吸を整えることが大事というわけです。

深呼吸を意識していきましょう(肺克肝)。

深呼吸

また、このタイプは常に身体中の筋肉(筋膜)が緊張している傾向にある為

ストレッチで全身を解すこともとても有効です。

実際、基礎体温が波形タイプの方は身体が固い人が多いです。

あなたの場合はどうでしょうか?

深呼吸と柔軟、心がけてみましょう。

ヨガ

漢方では

漢方薬では気鬱を取る柴胡剤などが多く使用されます。

特によく使用するものでは逍遥散(脾・肝のお薬)。

ですが、簡単な柴胡剤だけでも小柴胡湯、大柴胡湯、大柴胡湯去大黄、柴胡疎肝湯、血府逐瘀丸、加味逍遙散、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏、柴朴湯、柴陥湯、柴苓湯、加味帰脾湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、柴胡桂枝湯、柴胡桂枝乾姜湯、etcも多種あり、

柴胡剤以外にも半夏厚朴湯、香蘇散、芎帰調血飲第一加減、九味檳榔湯、蘇子降気湯、平胃散、加味平胃散、茯苓飲合半夏厚朴湯など様々な理気剤もあります。

同じ理気剤という括りでもこんなに多種あるのにはそれぞれにそれぞれの特色があるため、ギザギザ体温ならこれらのどれを飲んでも良いわけではないので、専門家に相談することをお勧めします。

気・血・水の巡りを改善する

特にギザギザタイプの方にはPMSが強く表れやすい傾向にありますが、PMSの代表的な漢方薬は加味逍遙散です。

加味逍遙散が良い場合もありますが、先に上げた逍遙散牡丹皮山梔子という駆瘀血作用と熱を冷ます生薬が配合されています。

肝鬱が火を生んだ場合には良いですが、火はなくむしろ冷えの方には向いていない漢方薬になります。

このように、たった2種の生薬が追加されるだけでも合う合わないが出ることもあります。

また、気の巡りを良くするものは漢方薬だけでなく人とのコミュニケーションでも和らぎます。

子宝カウンセリング

また、このタイプは体質の変化を感じやすいタイプでもあります。

ただ、安定してきていてもまだ体質改善途中だと少しのキッカケでまた波が出ることもあるので、症状が落ち着いたり波状の基礎体温が安定してすぐではなく、より余裕のある身体作りができてこそ、コウノトリは訪れるでしょう。

赤ちゃんを運ぶコウノトリ

基礎体温がギザギザしていると、排卵のタイミングが掴みづらかったり、基礎体温にストレスを感じるともっと強いギザギザになったりと悪循環を生みます。

ですが逆に考えると、悪循環は一つのキッカケで好循環に変わるということもあり、漢方はその大きなキッカケとなるでしょう。

相談の中で一番多いタイプですが、妊娠に辿り着ける数も最も多いタイプでもあるので、是非ご相談ください。

③高温期が短いタイプ

次回に続きます。