腰痛
3月 平成堂薬局 営業スケジュール 青森の漢方薬局
2025年02月27日

令和7年3月のお休みは各日曜日と春分の日の3月20日(木)です。
先月の営業スケジュールについでのように書いた「息子の”腰椎分離症の完治”」は以外にも反響が大きく、それを書いてから同様の症状に悩む親子からのお問い合わせが続きました。
私の息子の場合は重度の腰椎分離症との診断でしたが、結果として今は全く問題なく完治し運動も以前以上にほぼ毎日何かの習い事に行って元気にしています。今でこそ元気に運動していますが、腰椎分離症発覚時や治療経過に関しては親としてなかなかつらいものがあり、今そうした方々のご相談にのっていることでその気持ちが再燃しております。
私もそうであったように、子どもが腰痛を訴えても腰部の筋肉を使いすぎて疲れちゃったか、少しひねったなどで一時的に痛いと言っているだけなんじゃないか、と済ませることが多いと思います。しかしそうして見過ごしていると、痛み初めは軽度であったものも固定をしない限りどんどん骨折の度合いが進行してしまい、治癒率がかなり下がってしまった状態になりやっと発覚するというパターンがどうしても多いと思います。
中学生ほどになると訴えもしっかりしていてあまりそういうことは少なくなるようですが、ご相談を受けた中では小学生にも満たない月齢で診断された子もいました。小さい子ほど、すぐにMRIやCTで調べましょうとはならないことが多いため、発見が遅れてしまうでしょう。
腰椎分離症でできることはコルセットで固定しできるだけ安静にすること、またコルセットで固めているため周りの筋肉が落ち硬くなるので適切なストレッチをすること、身体の資本である栄養や治癒力を食事(私の場合はここで漢方薬にて腰部の筋・骨を強めるサポートをしています)などでサポートしてあげることしかありませんが、何の疾患やケガもそうですが早期であれば早期なほど治癒率も上がります。
早く知るために必要なことは”腰椎分離症”という怪我があるという認識でしょう。今現在、またこれからも見過ごされてしまうこともあると思いますが、少しでもそうした子が少なくなるように何度か繰り返し腰椎分離症に関しては書いていくと思います。
運動好きな子供に身体を動かせなくなるストレスを感じてほしくないですし、治療過程にある親の心情も痛いほどわかりますので、少しでもサポートできればと思います。漢方薬でだけでなく、親の不安もご相談いただくことで少しでも安定するようにお支えできればと思います。
子は運動できないストレスがありますが、そこに親の不安を感じてしまうとより子どもの精神にも影響してしまうと考えているためです。残念ながらすべての腰椎分離症が問題なく治るとはいえず、それを介して運動が制限されてしまう子もいると思いますが、少しでもその数が減るように願っております。
平成堂薬局 漢方薬剤師 櫻井 大輔