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平成堂薬局

逆子の原因と対策

2026年10月19日

(この記事は5分で読めます。専門度★★★)

 

妊娠中にたまに聞く”逆子”という言葉。

 

逆子になってしまうと何が悪いのでしょうか?

 
 
それは出産時に逆子だと最後に出るのが頭であるため、顎が引っ掛かるなどで出にくくなったへその緒が首に巻き付いたり、それらのために首が締まってしまったり、出産時の赤ちゃんにとってかなりリスクが高まってしまうためです。

 

そのため、現在の出産の多くは逆子であることが分かった場合、母子ともに他に何も異常がなくとも通常分娩ではなく、帝王切開とすることがほとんどとなります。

 

帝王切開が悪いというわけではありませんが、できれば避けたいという方が多いため、漢方視野での逆子の原因と対策をまとめていきます。

 

目次

  1. 逆子の原因
  2. 骨格は生まれつきだからしょうがない?
  3. 温灸で逆子が治る方は多い
  4. 冷え以外での原因と対策

 

逆子の原因

本来は初めに生まれる頭部が真下(子宮口側)を向く”頭位”が正常な体勢となります。

 

 

妊娠7ヶ月目では、身体の動きを慣らす準備運動として伸び伸びと動き回り

 

逆子など気にすることもなくグルグル姿勢を変えていますが

 

妊娠後期に入ると、母体の空間では十分に動けないほどに成長していきます。

 

じゃあ妊娠7ヶ月でいっぱい姿勢を変えている内は心配いらないんじゃないかと思うかもしれませんが

 

8ヶ月~9ヶ月に入って固定されてからではもう身動き取れなくなることも多いです。

 

この頃から予防のために働きかけることは逆子を避ける上でとても重要なのです。

 

その中で、ほとんどの胎児は体の中で一番重たい頭が自然と下を向くことが多くなり、それが固定されて”頭位”で安定してきます。

 

しかし、その時に胎児が頭を下にしたくない理由があると重い頭を無理に動かして逆子になってしまうのです。

 

その理由・原因とは

 

”妊婦の骨盤空間の広さ・胎盤の位置”

 

によるものです。

 

 

誰しもが、頭が窮屈な状態にあるとストレスを感じるはずです。

 

胎児も同じなんです。

 

身体は小さいけれど、感覚はもういっぱしに成長しているため

 

頭を固定される空間が狭いとそれが嫌で姿勢を変えてしまう

 

これが”逆子”の大きな原因となります。

 

骨格は生まれつきだからしょうがない?

骨盤の狭さは『生まれつき』『普段の姿勢による身体の歪み』などを意識することが多いと思いますが

 

実は”冷え”によって狭くなってしまうことも多いのです。

 

雪降る外に真っ裸で外に出ることを想像してみてください。

 

自然と身体は縮こまってしまうはずです。

 

 

子宮も同じなのです。

 

足元の冷えは心臓に戻る過程で必ずお腹を通りますね。

 

つまり、下肢の冷えの影響は子宮にダイレクトに響いてしまいます。

 

その冷えが子宮がキュッと縮めてしまうことで胎児に負担をかけてしまいます。

 

すると頭位状態では居心地が悪く、逆子状態へ姿勢を変えてしまうのです。

 

また、冷えは子宮が縮めるだけでなく、胎児も直接冷えやすくなってしまうので

 

大事な頭を守るために頭は冷えの影響の少ない上を向くことでも逆子になるのです。

 

 

温灸で逆子が治る方は多い

医師はあまり『冷えと逆子の関係』を肯定的に見ていないようですが

 

現実に逆子だった胎児が

 

 

三陰交や至陰にお灸をすることで治るケースはとても多いです。

 

これこそが足元の冷え→子宮への負担→逆子に関わっている証明であり

 

もちろん漢方でもこれを応用し、日々飲んでいただいている漢方で下肢の冷えを取り除き

 

また過ごし方も気を付けることで、お灸をせずとも冷えずに逆子の心配なし!ということも出来ます。

 

冷え以外での原因と対策

冷えがなくても元々骨盤が狭い、または歪んでいることで逆子になりやすい方もいます。

 

 

生まれついての骨格の問題は仕方ないこともありますが

 

生まれつきであれ普段の影響であれ、骨盤空間が狭いという状態があるのなら

 

骨盤体操したり整体を受けることで少しずつ骨盤を整えて空間を広げることは大切です。

 

骨格の問題はどうしようもないと思っている方は、柔軟をイメージしてください。

 

どんなに身体の硬い人でも日々のストレッチをしっかりと行うと、必ず身体はほぐれます。

 

日々の積み重なりで歪む方もいるのなら、逆に日々の積み重ねで正すことも出来るということです。

 

 

足を組まないと落ち着かないなどはありませんか?

 

歪んでいるから正しい姿勢が苦しく感じるのです。

 

ですが、正しい姿勢をしていないとさらに歪んで悪循環になってしまいます。

 

骨盤の歪みに気が付いていなくても、骨盤を広げる運動、ヨガ、整体などで緩和すると良いでしょう。

 

生まれつき体格自体が小さい方も、その中でも骨盤空間を広げるのは大切です。

 

赤ちゃんに住み良い空間を与えるためにも、骨盤の歪みを正していきましょう。

 

また、漢方では冷えが原因でなくても、自律神経の緊張があると骨格に歪みを生じやすいため

 

緊張をほぐす漢方で骨格の歪みを軽減し、逆子予防をしていきます。

 

 

また、胎盤の位置や子宮の形による影響、また胎児側の問題でも逆子のリスクは上がります。

 

それらの原因と対策については次回に続きます。

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青森の平成堂薬局 漢方相談薬剤師 櫻井 大輔