漢方薬は市販品と処方薬、どっちが効果的?
2026年07月22日
(この記事は4分で読めます。専門度★★★)
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今日のポイント
- 漢方薬の場合、処方箋薬より市販薬が優れていることが多い
- 市販薬より処方箋漢方薬の方が安い
- 妊娠するカラダ作りという面では、処方箋薬のみでは制限があり難しい
- 漢方薬は苦いが、そのデメリット以上の効果はある
- 子宝漢方薬に即効性は無い、だからこそ命を育める
市販薬と処方薬、どっちの方が効果的?
医師が処方できるものと市販で売られているもの、どっちの方が効くと思いますか?
医療の専門家である医師が処方箋を書き、薬剤師が監査して処方する”処方箋医薬品”の方が効きそうですよね。
実際、西洋薬の場合は処方薬>市販薬です。
例えばガスター10。

一時期バンバンCMもしていたようにガスターといえば10(テン)の響きが有名ですね。
ですが、処方薬では倍の容量の20mgの方がもっとよく使われています。
しかし、市販品でガスター20はありません。
このように、容量の面や薬の種類においても明らかに処方箋薬の方が市販薬より効果が強いです。
漢方薬の場合も同じでしょうか?
漢方薬に関しては市販薬の方が優秀
漢方薬は保険適応されているお薬はごく一部で、むしろ保険外のお薬の方が駆瘀血剤や補腎剤などの優秀なお薬はたくさんあります。
つまり、漢方薬においては処方箋薬の方が優れているということはありません。
さらに処方箋薬は、処方するにおいても制限があります。
本来、漢方薬は身体の状態に合わせてお薬をチョイスしますが、処方箋で出す場合は”体質”ではなく「病名」でお薬を選びます。
妊娠する身体作りのために必要な漢方薬でも、処方条件にその病名が書いていないから処方できないということも多々あります。
つまり、処方箋(保険)薬は色々と制限があるため、本来の身体作りに合わせた処方は難しいというわけです。
自費の漢方であれば、制限なく身体の状態に合わせて調整することが可能です。
保険での漢方薬の方が安い
自費漢方薬か保険適応の漢方薬かでいうと、保険薬の方が明らかに安いです。
安さの面では自費が敵うところはありません。
ですが、上に書いたように保険薬では縛りがあり体質改善が難しいことや
でまとめたように、東洋医学的な体質の見極めをもった処方でないと有効率は激減してしまいます。
安さの面では勝てないですが、安かろうで自分の体質に合わない漢方を服用しても妊娠力は上がらないため、コスパという意味では自費漢方の勝ちです。
安さを求めて目的を見失っていないか
たまに、「妊娠する為のカラダ作りをしたい!」と思っていたはずなのに、金額が思ったより高いことで安価なもので妥協して、カラダ作りが目的のはずが、「漢方の服用をしていればとりあえず身体に良いだろう」という目的にすり替わっている方がいます。
安価なサプリメントを試しては止めて、また新しいサプリを試して・・・と繰り返している人も同じです。
妊活サプリのネット広告は人間の心理に合わせて惹き込む構造をしていますが、実際のところ広告の見た目に特化していて作用はそれほど大したことが無いものが多いです。
特に手が出しやすい安価なサプリこそ、「もし上手くいかなくても痛手ではない出費」程度に価格設定をしているだけで、値段に対して妊娠率が上がるというコスパはあまり良くありません。
気持ちとして目新しい情報を得たらそれを試してみたくなる気持ちはわかりますが、まさに「安物買いの銭失い」です。
何より良くないのは、継続していればもしかしたら結果に繋がったかもしれないものでも、服用したことでどう良くなったのか、変わらないのか、などの判断基準が無いことです。
判断基準があれば、自分に合っているので続ける、合っていないので止める、が選択できますが、何となく始めて何となく止める、また良さそうなものが目に入ったから試してみる
この流れで妊娠できるカラダ作りが出来ていない人が多いことはとても残念です。
安いとはいえ、多少は費用を消耗していますし、何より妊活においてはお金より大事な”時間”を消耗していることに気が付いて欲しいです。
漢方薬は飲みにくいが・・・
この訴えも結構多いです。
私も服用していて美味しくはないので気持ちは分かります。
ですが、「赤ちゃんを授かれない」という苦しみよりも、「漢方が飲みにくい」という苦しみの方が強いでしょうか?
命の誕生の為でも苦い薬を飲めないのであれば、それはもう漢方薬でカラダ作りをすること自体が向いていないでしょう。
運動や食生活などを見直して妊娠力を高めましょう。
それすらも出来ないというのはできないのではなく”甘え”だと思います。
多少の苦手を克服しなければできないとは言いませんが、今までの妊活の中で上手くいっていないことがあるなら、カラダの中から変えていく何かをするべきです。
そして、カラダの中からする何かというのは時間がかかり、退屈であり、始めは苦痛も伴うこともあるということを理解しましょう。
漢方には即効性が無い
風邪や頭痛などの急性症状の場合には、漢方が即効することもあります。
なので漢方に即効性が無いわけではありませんが、こと妊娠する為のカラダ作りにおいては即効性はありません。
これを短所と考えますか?
私はむしろ長所だと思っています。
今まで赤ちゃんを育めなかったのは、胎内環境が赤ちゃんが住む状態に整っていないということです。
それは生まれつきの体質、また数十年生きてきた生活習慣の中でできあがった環境です。
それが即効で整うなんて魔法は無く、日々少しずつ胎内環境を整えることで赤ちゃんに近づくことができるのです。
そんな身体で結果だけを求めて良い結果が出るでしょうか。
西洋薬は即効性に優れたホルモン剤での治療ですが、それで上手くいかない方も一定数います。
例えば地盤の緩い土地に家を建てる時、杭を深く打つなど土台からしっかりと育むことが大事だと思いませんか?
地盤が緩いところに1日で建てた家に住みたいですか?
「早く建てても家は家」と天邪鬼になる方もいるかもしれませんが、赤ちゃんはとても儚い存在です。
「自分の赤ちゃんを抱きしめる」ためには、自分の身体の中で赤ちゃんが育つということを再認識しましょう。
コウノトリの訪れは、待つのではなく自分で迎え入れる準備をしておくことが必要な時代です。
自分のカラダに命を宿すという奇跡は、短期間ではなく、しっかりした身体作りの基でこそ起こせるのかもしれません。
いつも当ブログをお読みいただき
ありがとうございます

このブログを読んだことが
赤ちゃんとの出逢いへ繋がれば幸いです
また、私の言葉が心に届き
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青森の平成堂薬局 漢方相談薬剤師 櫻井 大輔






