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40歳で人工授精 ~排卵期に鎖骨周辺に痛みを感じる~
2026年04月10日
40歳でクリニックに通いながら妊活するも、なかなか陽性が得られない状態でご来局。
特に目を引く症状は、
「排卵前と生理前~生理中になると下腹部の痛みも出るが、それよりも鎖骨部がひきつって激痛が生じる。夜も眠れない」
またオリモノの状態を確認すると、昨日の記事で書いたPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の症状にあるように
「水っぽいオリモノが、他人と比べるとわからないがかなり多めに出ていると思う」
という訴えがありました。
オリモノの増量は排卵前もですが、排卵に関係ない時期も不定期に多くなることもあったようです。
また、この方の顔色はとても白く、声も小さく精気が弱い印象の方でした。
そしてこれまた脈が弱い。でも弱い中でも柔らかく押すと中の方では少し張りも感じました。
舌の歯形は強めについており、フニャっと柔らかい舌で白抜けて、舌先のみやや赤味がありました。
体つきは痩せてはいますが、部分で見るとふくらはぎと瞼(まぶた)がむくんでいるような状態です。
また、基礎体温は全体に低めであったことと、高温期と低温期の差が少ない(0.2℃程以内のことも)こと、高温期への切り替わりが階段状で遅いこと、相対的に高温期が短いこと、低温期で波形だったことなどが見られました。
排卵時に鼠径部が痛むことと、また鎖骨部の痛みが連動して強いこと、またオリモノが多く、舌や各部分のむくみからやはりリンパ系の問題があることで卵の成長が芳しくないと考え、PCOSの可能性も伝えました。
ですので、今妊活中のクリニックで調べてもらったらと伝え調べてもらうとやはりPCOSが発覚。
卵管水腫もあり、子宮筋腫(3cm)も見つかり、色々と出てきました。
筋腫は位置的に問題ないため経過観察、PCOS、水腫は妊活に関わるため、その治療の方向性もそれに応じたものになりました。
こちらとしては「妊活中で人工授精しているのに、こちらが検査を提案しないとそんなこともわからないの?!」
と衝撃はありましたし、不妊治療してもらっている方からするとそれまでにしてきたことの虚無感はすさまじいものだったと思います。
漢方治療開始
検査する前からもこちらは水の巡りは悪いことはわかっていたので、身体から現れているサインに合わせた水毒を解毒する漢方を中心とし、基礎体温の波形や脈の芯の張りに見られる気鬱を取るものを微量、また気血の虚を補うものをそれぞれ配合しお出ししました。
この方は金額に関して制限があったので、本来使用したいお薬でなく、縛りはあったものの次の予約で来られた時に
「排卵時の鎖骨の痛みが全くなくて、久々に排卵日にグッスリ眠れた!」
と驚きと喜びの言葉をもらいました。
こちらもそんなにすぐ反応が得られたことにびっくりしたが、より驚いたのは基礎体温が凄く綺麗になっていたことでした。
先ほど色々書いた基礎体温の治すべき点がほぼ治り、低温期の波は安定し、高温期への切り替わりもすぐに変わり温度差も良好などの状態が見られ、高温期の日数も14日と理想の状態になっていました。
↓解説なし

↓解説記入してみた

写真の基礎体温表は現在のものでなく、一時西洋薬を止め、漢方に切り替えて飲み始めて15日目での基礎体温の写真ですがその後も理想の形に安定しています。
理想的な基礎体温になってから
こんなに良い状態にもっていけたからといって妊娠に至らないのが妊活の難しいところですが、確実にこの状態を続けていくと妊娠できるであろう。
また漢方服用を初めてからの変化としては、飲み始めて数日でオリモノがドロッと出た日があったようで、その後は逆に今までのオリモノの量が減少し、排卵前に増えはしたものの日々のオリモノ量は比べるとかなり少なくなったようでした。
足のむくみの軽減も感じ、目元のむくみもスッキリしていました。
舌はマシになったものの、歯形がありフニャっとしていましたが、継続することで緩和していくと思います。
考察
服用し始めた時のオリモノの変化に見られるように、身体から水毒が抜け、色々な症状が緩和したと考えられます。
本人としては鎖骨部の痛みはなんだったのか、というのが気になったようでした。
それは医師に聞いても「妊活に関係ない」という状態だったらしいですが、排卵期や月経前に明らかに強くなるので、痛みの苦痛もですが不安も強かったようです。
鎖骨周辺や脇などはリンパ節といってリンパが集まるところ。
そこの水はけが悪くなることで痛みを生じていたと考えられます。
同じように卵巣周辺の鼠径部のリンパ節でも水の巡りが良くなったため、オリモノや基礎体温の改善が見られたのでしょう。
身体の変化自体もですが、「なぜ?」が解消したその心理的な面も、妊活としても大きな一歩を踏み出したと言えます。
しかしそれらが改善しても即妊娠できるわけでもなく、その周期の生理は来てしまいます。
しかし、生理痛はあったものの今までと比べるとかなり痛みは軽く、下腹部が重たいかな?という程度で済んだとのこと。
また、今まで経血の色は水っぽい淡い色合いだったにもかかわらず、漢方を飲みだしてからの血の色は鮮血で綺麗な赤が濃くなっていたとのことでした。
月経痛が軽くなったこと、血の状態が明るく濃くキレイになったことで赤ちゃんを授かることにより前向きになったようでした。
西洋治療により、手術・・・
そこでまた戻ります。そういう良い状態変化がありましたが、西洋薬は控えていましたが、検査だけはこちらが勧めていたので時間があるときに検査した結果PCOSや卵管水腫、筋腫などが見つかります。
こちらとしてはかなり改善傾向にあり、その都度身体の状態などによって漢方を調節したいところでしたが医師としてはすぐにPCOSや水腫は取った方が良いと判断し、片側の卵巣と卵管を取ってしまいます。別に悪いとは言いませんが。
入院中などはこちらの出している漢方も飲めなかったらしく、漢方を飲んでいない時の排卵期は以前ほどではないですが鎖骨部の痛みはまた感じたようで、激痛ではないものの眠るときの妨げになる程度は痛くなったらしく、退院してからはまた服用再開することでその後の鎖骨部痛なども出ずに落ち着いているようです。
また漢方を飲むまではホルモン剤を使用していても基礎体温などが整っていませんでしたが、漢方を飲んでからはホルモン剤がなくても整っていたり、卵の成長も問題なくなりました。
ですが、そういう状況でも変わらずにホルモン剤を出すお医者さん。うーん。
以上の記事をちょっと前に書いたのですが、その後は無事2回目の人工受精にて妊娠し、その後妊娠中もサポートしご出産なされています。

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