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平成堂薬局

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息子のこと ~腰椎分離症を知る~

2023年11月25日

長男が去年の10月に「腰が痛い」と言い始めた。

そのちょっと前に私が腰を痛め、家で腰が痛いと言っていた時期から1週間後ほどで言い始めたので、
学校かどこかで軽くぶつけたことなどをキッカケに私の真似をしているのかな、時間が経てば忘れる程度の症状だろう、と受け止めていた。

が、今まで頭も腹も痛いと滅多に言わない息子が、強い訴えではないものの学校の体育やサッカークラブなどの運動時に痛みがあったと3日も連続で訴えてきた。

約9割は「大丈夫だから気にしないで良いよ」と医師に言ってもらうために
残りの1割はもしかしたら何かあったら困るからという気持ちで
育休中の妻に近くの整形外科に連れて行ってもらった。

育休中ということもあり、赤ちゃんを抱っこしながら息子を連れて行ったが、慣れない場所に赤ちゃん(次女)は泣き叫び、手が付けられないということで仕事中の私が急遽呼ばれ次女のみ薬局に連れてきて、妻と長男でレントゲンを撮って診察することに。

結果、レントゲンでは痛みを訴える部分の骨などに異常は見られない。なので痛みは気のせいでしょう。
という私の9割の方の意見を言われたようで、長男にもそう伝える。

長男はかなり素直な子なので、医師と妻と私の意見を聞いて一件落着。

のはずが、何となくこんな訴えをする長男が珍しいことが頭に引っ掛かり、ネットで色々調べると、痛みの訴え方に一番近いものでは『腰椎分離症』ではないかと行きつく。

『腰椎分離症』とは
腰椎を支える椎弓(椎弓根)が疲労骨折を起こした状態を指す。


小学生高学年~高校生などの成長期に過度なスポーツなどで疲労骨折を起こすことが原因であることが多いらしい。

また、その骨折はレントゲンでは写らないこともある。

経験豊富な医師の判断ではレントゲンで充分と判断したのだから、それを信じれば良いという気持ちが勝っていたが、念のために妻にも「レントゲンで写らない異常もあるらしい」と伝えた。

医師の話を聞いた妻は初めは安心していたが、私が調べたことを伝えると、
「念のためにMRIやCTで調べた方が良いのではないか?」と。

もしMRIやCTをするとしても、異常ないとしても失うものはほとんどない(診察に伴う時間くらい)。

レントゲンでは大丈夫なのだろうけど、万が一の方だったら嫌だねということで、再度調べてもらう方向で動いた。

初めに行った病院ではMRI・CTなどの必要はないと言われてしまったため、再度受診しても「必要ない」と言われるだけだろうし、セカンドオピニオンという意味でも違う整形外科に行くことにした。

妻は赤ちゃんを連れていくことが大変ということで、今回は私と長男で行くことにした。

まず初めて受診した時は、急にMRIは撮れないので予約して後日撮りましょう、とのことになった。

ただ、私たちが言っているように『腰椎分離症』の可能性は否定できなくはなく、その場合はレントゲンでは写らないことの方が多いと言われ、前の整形外科と言い分が違った。

であればMRIを撮ればスッキリだな、と思って予約を取ったが、その時の説明で一つの懸念が生じる。

MRIを撮ったことがある人はわかると思うが、MRIは30分近く動かないでいる必要がある。長男はわりと落ち着きない方なので、これを耐えられるか、というのが大きな壁に感じた。

一人で撮るならかなり難しいだろうな、私も同室に居させてほしいな、と思い当日MRI室に入ると金属を外した状態なら私も同伴してもよく、また握るために機械から手を出しても検査に差し支えないということで横にいて手を握りながら
「学校のこと」「好きなポケモン」「ポケモンしりとり」をしている内に30分が過ぎ、無事MRIは終了。

私が座った椅子は金属製で、「気を抜く(姿勢変えるために椅子を浮かせたりすると)と椅子がMRIの機械にもっていかれますから注意してください」と言われたが、全く引っ張られたりを感じなかった。

大げさに言ったのかなと思いながら後でMRIの磁力を調べると私が思っているよりかなり強力で、その中に金属が入ってしまうと簡単に何億とするMRIの機械が壊れることがあるという情報を得て

震えた

そしてMRIの結果を聴きに診察室に入り、診断結果。
医師「折れていますね」

心臓がドキンと鳴る

次回(https://heiseidou.net/news/1188/)へ続く